片割れ
2018年04月28日 | 詩
夢には独特な作法があって
あなたの感触がある
無造作にペンキの刷毛を沿わせた壁のように
ベッタリとあなたがわたしに塗られている
あなたが誰なのかも不明のままで
意識が均等に分け与えられているはずの
この世界に目覚めたいま
わたしに塗られたペンキは
他の人にも見えるだろうか
鮮烈な青を抑えた日々は過ぎ
窓から流れてくる淡い色だけ受けとめる
そのようにわたし自身さえ思っているからだに
朝の若葉さえ招き入れない
強い透明が反射している
あなたの感触がある
無造作にペンキの刷毛を沿わせた壁のように
ベッタリとあなたがわたしに塗られている
あなたが誰なのかも不明のままで
意識が均等に分け与えられているはずの
この世界に目覚めたいま
わたしに塗られたペンキは
他の人にも見えるだろうか
鮮烈な青を抑えた日々は過ぎ
窓から流れてくる淡い色だけ受けとめる
そのようにわたし自身さえ思っているからだに
朝の若葉さえ招き入れない
強い透明が反射している
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