三日月
2015年10月22日 | 詩
銀座のにぎやかに伸びるネオンとネオンの間に
月がかかっている
不完全さが完璧な姿で
歩き出す
雑踏の中で
会話の合間で
わたしの内側に降ってくる大きな沈黙
いまなによりも
わたしを強くつかんで
振り向かせるものは
何も言わずに三日月の形をしている
月がかかっている
不完全さが完璧な姿で
歩き出す
雑踏の中で
会話の合間で
わたしの内側に降ってくる大きな沈黙
いまなによりも
わたしを強くつかんで
振り向かせるものは
何も言わずに三日月の形をしている
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