砂糖が固まらないようにする道具
ないかな
使おうとすると固まっていて困るんだよね
朝のコーヒーとか急ぐ
急ぐから
そのまま忘れて
急いでるときにまた困る
何かないかな
砂糖の容器に入れておくもの
湿気を出す?
何をどう考えたら良いのやらわからない。
もやもやしている。
溶けるがいい!
あ、メモ書きがあった
「改善しないといけない。
何か。なぜ?→目的→原因」
なぜ、そんなメモを書いたのか
もはやわからない
なぜ、なぜの次に目的が来るのか
なぜは理由
こういう理由
だからこういう目的
目的の次なぜ原因?
パンっ!
どこに行きたい?
理由お腹空いた
パンダ!コメダ!と腹にカネ込め
飛び出した
目的(パン)が膨らむ、から
原因(身体)がソーセージのようにぶら下がる、から
原因?理由じゃないの?
理由は干しぶどう、みたいなものでしょう
なぜ改善しなくてはいけないのか
なぜ、より良く、をめざしてしまうのか
五つの影法師が伸びていた帰宅の途
だんだん小さくなっていくなっていくなっていく
目的と原因が並ぶなんてどうかしている
目的といえば手段でしょ
原因といえば結果でしょ
いずれにしてもふわふわしている
まだなにも捏ねられていない
まだ成型できてない
これらの抽象を上手に捏ねられないと
おいしいパンは食べられないらしい
だけどいまは
結果=砂糖が固まっている
原因=砂糖が乾いている
目的=砂糖を砕く
レーズン。
リーズン?
接続(手段)するのはだからぁ
パン?
動物の肌のように柔らかくひんやりしたパンを手に取り
ちぎる
砂糖の容器に入れておくと
湿気を放ち
みずからは干からびるのみ
結果が、私を動かしている
なめらかに上下する喉
なめらかに食道をくだるアイスコーヒー
ミルクが渦を巻く
白と黒が対流しながら
宇宙を思わせる深さで
土の色へと混ざっていくイメージが
くだっていく
自らの生気を砂糖に放ったパンのかけら
白くて甘い粒を一身にまぶされて
なめらかに上下する私の喉の運動
その原因となる
溶けるがいい!
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