みすき的観劇記～阿修羅城の瞳・DVD～

観「劇」でなく映画の…しかもDVDだが「阿修羅城の瞳」を、またも会社帰りのネカフェで見た。

みすきは知らなかったのだが、元々は舞台だったらしい。
映画の方の出演は市川染五郎＆宮沢りえ、渡部篤郎他。

内容的には、みすきの好きなジャンル…舞台は江戸時代、鬼の王（阿修羅）の復活とそれを阻止しようとする者たち。そして阿修羅は復活して…こういう物語、大好き♪

見ながら感じていたのが「芝居的だなぁ」と言う事。別に事前情報で知っていた訳ではないのだが、場面の転換や台詞回しに「舞台っぽい」ものが感じられた。市川染五郎は先日何かの映画祭の主演男優賞を取ったようだが、これが初主演作だったそうだ、飄々としたキャラがカッコ良かった♪今まで「軽いイメージ」が先行して、あまり好きではなかったのだが、この映画で見方が変わった。登場するシーンや台詞がなかなか「粋」で…そう、見ていてどことなく「ルパン三世」を彷彿させた。
ヒロインの宮沢りえは物語の最初は娘っぽく、話が進むに連れだんだんと「女」になっていく様はさすがだと思った。

渡部篤郎の不敵な笑みも良かったし、話のテンポも良かった。映画館で見逃したのは、やはり失敗だったと思った…観たかったのに…。

殺陣も決まっていたし、衣装や美術も最近主流の「大陸系（と、みすきは呼んでいるが）」の要素があったり…見所も多かった。

最近復活してきたと言われる日本映画だが「大作」として何億円もつぎ込んでるのは相変わらずの戦争ものや歴史もの。
しかし、逆に低予算（多分）だから出来るいい雰囲気が感じられた。
みすきは日本映画に関しては昔から低予算ものが好きである。
次は本家「舞台版」を観てみたいものであり、役者としてはこんな作品に出演してみたいものである。
…声かからないかな～♪（笑）