走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

途方にくれる新人さん

2020年10月27日 | 仕事
私は働く地域に採用された新人のNPさん。ローカル会議が初対面でした。で、彼女のポジションはこの方のものでした。彼女は他の地域の職につき空席だったポジションを取得した。しかし前職が逃げ出す程「うまくいかなかった」ポジション。彼女は面接の時上司から「ポジションの内容を変えるかもしれない」と言われていた。で、就職から2ヶ月経った今も彼女はどこで何をするか知らない。誰に聞いてもお膳立てをしてくれる人はいない。彼女のオリエンテーションに関わったNPの彼女が会議でその経緯を伝える。これではかわいそうだと。そして何か手立てはないかとローカルの長に聞く。

ローカルの長は「何か興味の湧くことや、したいことはオリエンテーション中に見つかった?」と聞く。OOをしてみたいと思ったけど新人の私には重荷だと思うし、XXも良いなとは思ったけどその分野にはスペースも機材も余分がないし、、、とのらりくらりの返事。

あら、まあ、これは最悪。自主性のない、誰かが準備してくれるのを待つタイプ。こう言うタイプは生存できないのです。以前にその理由を書きました。

この地域は人口増加率の加速が一番早い地域。人口の伸び率が医療機関の許容量がマッチしないので多くの分野でクライシスが起こっている。保健機構の幹部達は超超忙しい人達。NP一人のポジションをどうするか悩んでいる暇はない。そこへ雇われたビジョンもないNP。さてこれからどうなるのでしょうか?



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