走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

すれ違い

2017年11月27日 | 仕事
双子の赤ちゃんの面会に行きました。転送先のNICUに友達の日本人看護師さんが働いていて、それも何と双子ちゃんの受け持ちと聞けば行く気持ちを抑えられません。

もちろん双子ちゃんの母親である彼女とその彼も一緒に行こうと誘いました。なにせ私の患者層の方々は普通の人ができる事も難題に感じてしまう事が多いから。違う町の大きな病院へ行く事も彼女たちには簡単な事ではありません。少しでも心の支えになればとお節介な思いからでした。

タクシー券を病院からもらってるから自分たちで行けるし、今日の夕方に行く予定にしてるの、病院で会えるかもねと言う。私は仕事を終えた後1人で向かいました。

面会は30分ぐらいしました。彼女たちの姿はありませんでした。訪問記録も空欄でした。時間が入れ違っただけと思いたい。母親になりたいと言うのなら、その意思を面会の頻回さで表す事も出来るから。

で、赤ちゃんのたちはとっても可愛かった。赤ちゃんの力は凄い。いつまでも眺めていたいと思わせてくれる。

生まれることができて良かったね。



画家のパレットと呼ばれている場所は赤、ピンク、オレンジ、青に緑と色々な土層が浸食されてまさにパレットでした。


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