
悪いことって重なると言うか、エラーが重なるから大きなエラーになると言うか。私が休暇をとっていた先週に起こったこと。詳細は避けますが薬局のエラーで書いたはずの処方箋が消えて、私の患者さん内服切れ状態が13日間。内服と言っても高容量の麻薬。
彼は訴えました。美加は処方を出してくれた。誰も信じてくれません。薬局は受け取っていないと言い張ります。退薬症状が出ます。私のクリニックに3度留守電を残したと言います(これもエラーで消えていました)。他のクリニックへ行くとこんな高容量は処方しない、と私の処方の1/4の量しかもらえなかった。仕方がないので違法薬物を使用した。医師に鼻で笑われて、四面楚歌な気分になって死ぬ事も考えた、と言います。
なんてこったい。良く生きていてくれた。違法薬物でオーバードースにもならなくてよかったね!私も泣きそうになるほど彼の痛みが伝わってきました。
彼は訴えました。美加は処方を出してくれた。誰も信じてくれません。薬局は受け取っていないと言い張ります。退薬症状が出ます。私のクリニックに3度留守電を残したと言います(これもエラーで消えていました)。他のクリニックへ行くとこんな高容量は処方しない、と私の処方の1/4の量しかもらえなかった。仕方がないので違法薬物を使用した。医師に鼻で笑われて、四面楚歌な気分になって死ぬ事も考えた、と言います。
なんてこったい。良く生きていてくれた。違法薬物でオーバードースにもならなくてよかったね!私も泣きそうになるほど彼の痛みが伝わってきました。
お互い人間だから間違いは起こります。でもなんのフォローもないことが残念だった。薬局と話し合いました。自分のクリニックの受付とも話をしました。彼が住んでいる施設のスタッフとも話しました。
何が悲しかったって、依存者とレッテルを貼られ、それはいつまで経っても消えないことでした。そして依存医療をしている医療者がハームリダクションのフィロソフィを理解せず、患者を傷つける言動に出たこと。だからね、依存がある人はスティグマを恐れて早期の治療に参加できないんですよ。医療界や社会が変わらない限り、痛みはずっと続くのですよ。
冒頭写真: 白壁の街倉吉に到着。