走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

おくりびと

2022年11月23日 | 仕事
寒い、寒いカナダへ戻ってきたら気温は低いし雨で寒い日々を送っています。暖かかった日本が羨ましい。

おくりびと。映画にもなったし、仕事の流儀でも放送されたんですよね。そのおくりびとが集会の協賛で、プレゼンテーションとデモンストレーションがありました。私は見るのが初めてだったのでとても興味深く拝見しました。

エンゼルケアは日本にいた頃、看護の一部でした。看護学校でも学んだし臨床に出てからも何度も行いました。しかしカナダで看護師として働くようになり、やらなくなった事の一つです。おくりびとの役目は完全に葬儀屋に任されているので、全ての機器やラインを取り除きボディバッグと呼ばれる厚手の袋に入れて、遺体は運ばれていきます。ホスピスでも同様の事。

で、このデモンストレーションはまるで神業。大会長が故人となり、お着替えを参加者の前でするのですが、施行者のサイドをかえず(家族に背を向けない)、テキパキと遺体に敬意を表しつつが良く伝わります。スポットライトが当たっていたせいもありますが、汗をかかれているのも分かりました。このような素晴らしい技術を伝播してほしい、と思っていたら学校(技術指導)もあるのですね。素晴らしい。

早速両親に話しました。ついでに自分のお葬式について自分で葬儀屋さんと計画して、今のうちから料金も払えるのよ、と伝えました。何せ我が家は子供3人が遠出しているので、何かあった時地元のことはわからないことばかり。そうしておいた方が自分のやりたい事が反映されるし子供たちは楽できる、と。

ひどい娘でしょうか?  いえいえこちらと同様、素敵な家族へのプレゼントになると思います。みなさんもどうでしょうか?

家族への最高のプレゼント - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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冒頭写真: 鳥取県の琴の浦の道の駅でお昼を。賄い飯が小さそうで頼んだらこんなに大きかった。千円切るのに美味しい!満足。
 


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