走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

失態

2020年04月02日 | 仕事

2週間ほど前、丁度具合を悪くする前に、落し物をしました。ラップトップ(日本で言うノートブックパソコン?)のカバーと聴診器。外回り中の事で、気づいて立ち寄った場所全てを探し、外回り用の動く診療車の中も懐中電灯をつけて探したけど見つかりませんでした。ラップトップカバーの中には書類のファイルも入っていて、そのファイルの中にはなんと患者名簿がありました、、、、。翌日ボスに報告。インシデントリポートのようなものを書き、ボスはプライバシー部門へ報告。おおごとです。患者に関する書類は職場以外へ持ち出してはいけないのです。こう言う事が起こるから、、、。

もちろん知っていました。全員の名簿ではなく私のケアが必要なさそうな患者のリストで、名前と年齢と初診日と最終診察日のみの記入。住所や電話番号、生年月日などが入っていなくて良かった、と言うかこう言う時のためのそれなりの対策でした。リストだけだったら拾った人も???となるかもしれないけど、一緒に入っていたのが私の年度末の評価表。ご丁寧に1ページ毎に私の名前と役職がプリントされていました。誰が落としたのか個人名を確定できる証拠。ああああ、まさかの失態です。

あれから2週間経ちますが、何の連絡も無く、一体何処へ行ったのでしょう、、、。そして聴診器!診断をする為のプロとしての道具ですからうん万円の代物です。ああああああ!ただ今看護師時代のものを使っていますが(と言っても新型肺炎騒ぎで直接診察は極めて少ない)安物感満載。

と、聴診器の注文をしようとWebを見ると、まあ!最近は色々な色や材質のコンボがあるんですね(私がNP学生の時は上質のものになればなるほど色の選択が限られていた)。金具のところが金、銀、レインボー(正確にはソノグラフィック)も選べる!昔から聴力が落ちた人用にアンプ付きもあったけど、今はコンピューター化されて、音量を変えるだけではなく、コンピューターにつけ、音を解析して診断までつけてくれるんだって(でもデカイ)。聴診器もAI化ですか?!えらい時代になったもんだ、と思うのでした。


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