私の好きな作家の一人に五木寛之氏がいます。1967年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞を受賞、「青春の門」では、2千万部を越えるロングセラーを記録した作家です。五木さんは早稲田の露文卒業ですが、この時期に人生に深く感じることがあったのか、青春の門を最後に著作活動を休耕し、京都龍谷大学に学んでいます。
表題は、このほど五木さんが出したCDの題名です。ひとびとに直接話しかけていきたいという意志の現われです。「年間3万数千人が、自ずから命を放棄している現実をなんの戦争と言えばいいのか、まさに心の内戦の真っただ中に生きているのではないだろうか」「大きなものを求めすぎることによって、永遠の欲求不満に陥ります、人生とは暗い坂道を延々と歩くようなものだと覚悟をしてしまえば、新しい希望も出てくるんじゃなかろうか」
「にんべん」に「ため」と言う字を書いて「人の為」って書きますと、これは「偽り」と言う字になりますね。「人の為に善い事をする」って書くと「偽善」になりますが、ボランティアも他人のためにするのではなく、自分のこころのむなしさを埋めるためにさせていただくのだと、考えた方が自然ではないかと思います。
表題は、このほど五木さんが出したCDの題名です。ひとびとに直接話しかけていきたいという意志の現われです。「年間3万数千人が、自ずから命を放棄している現実をなんの戦争と言えばいいのか、まさに心の内戦の真っただ中に生きているのではないだろうか」「大きなものを求めすぎることによって、永遠の欲求不満に陥ります、人生とは暗い坂道を延々と歩くようなものだと覚悟をしてしまえば、新しい希望も出てくるんじゃなかろうか」
「にんべん」に「ため」と言う字を書いて「人の為」って書きますと、これは「偽り」と言う字になりますね。「人の為に善い事をする」って書くと「偽善」になりますが、ボランティアも他人のためにするのではなく、自分のこころのむなしさを埋めるためにさせていただくのだと、考えた方が自然ではないかと思います。