miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

戦前の辰年・年賀状展・江南民俗資料館

2011-12-15 | Weblog
明治25年・37年、大正5年、昭和3年・15年の辰年年賀状展が江南市民会館内の、歴史民俗資料館で、石黒三郎さんの資料提供によって、1月9日まで開かれています。

(写真はクリックしてください、大きくなります)

これは明治25年の年賀状ですが、この頃は、カレンダーが無く、1年間の略歴を年賀状に付けるのが、喜ばれました。挨拶文は「新年のお喜び、めでたく申し述べます。昨年はご厚情に預かり感謝いたします。今年も、なを一層お引き立てくださいますようお願いいたします。」、「感謝奉候、懇願奉候、かんしゃたてまつりそうろう、こんがんたてまつりそうろう、」で味が出てきます。

   この二つは、白木や呉服店、と伊藤呉服店(松坂屋)の明治25年のものです。
これは明治37年の伊藤呉服店の年賀状です。大正に入ると、人物写真の年賀状が出始めました。

昭和15年は、皇紀2600年記念に沸いた年で、6枚セット2組の絵葉書年賀が売り出されました。
前年の昭和14年は、太平洋戦争が勃発した年です、この年賀状は南満州鉄道名古屋案内所のものですが、皇紀2600年と昇竜を併せ、戦争気運を盛り上げた、賀状が多く見られます。