ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

今現在のアカメです!

2012-09-02 21:52:17 | 猫病気

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上手くいかないことばっかりでも、一つだけちゃんと実現できたことがある。

それは、昨年の母の葬儀の時に、私の狭い8畳くらいの庭に花を作ろう、その花を供えようと思ったこと。

そして、一年目の母の命日29日に、叔母の見事な花の隣に、

お菓子のプラスチックの壜にドスンと投げ込んで置いてこれたことである。

息を引き取った時間の12時5分、お墓で黙祷、

その時間は、先生にお願いしていたアカメの食道チューブが全痲で入れられていた・・・。

後で詳しく書こうとは思うが、犬と違い、空気がすえればゴハンが食べれるであろうは大誤算であった。

そして、気道はふさがっていても、食道は無事だから強制給餌で乗り越えるつもりであったが、私が懸念した通り食道もあっという間にガンで塞がってしまった。

実際に見た先生はがんの進行の速さに驚いておられたが。

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18日の一度目のオペ後、入院中。

アカメはまず18日のオペ後、入院期間を最短にしていただき、ご無理を言って22日に退院させていただいた。到着した猫は本当に喜んだ。犬のようであった。

その後の手探りのケア、こわごわとする分泌物の手入れ、

特に首に気管の孔のあいた猫の強制給餌は、窒息との危険がありそうで、また孔に食べ物が流れないように大変であった。

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文献にもありますように、永久気道(気管)孔をあけた人や猫は、臭いが解らず、

臭いが解らない猫は、猫風邪の猫などとは比較になれないほどまったく食べれない。

考えうるありとあらゆる試みをしたけど、残念ながら、声と一緒に、食は戻りませんでした。

(甲状腺機能亢進症のやいやいとかなら、病気が味方してくれると思いますが。)

毎日6時間近い強制給餌でも、どんどん痩せていく、飲み込めなくなる、

せっかく窒息を生き延びたのに、餓えに苦しむようで、オペの意味がなくなってしまった。

その後、意を決して29日に食道に全痲で食道チューブをいれたのだ。

また、同時に気道孔の周りをもう一度オペし、孔がふさがらないように整形してくれた。

先月の18日から、ここまで、ものすごい葛藤があり、ケアには細心の注意力を払うが、

今日現在のアカメは失ったものもあるが、最悪の状態の時よりは幸せそうであり、お腹がすくとチューブにご飯を入れてもらうために、自らカゴにいそいそ入るようになっている。

猫の悩みと、人の葛藤は違うのだなと思ったし、

見た目の不幸さより、実際の幸福がうわまっているのならそれはそれで今回の危機は報われた。

チューブも、抜けていないか、抜いていないか、

また流動食の硬さによってその都度流れなかったりで、毎回ドキドキ、へとへとである。

しかしそれ以上に、投薬や強制給餌の葛藤から私も解放され、猫が満腹なのが解る事、

効き目がないとわかっていても多少のサプリ等も祈りとともに一緒にいれられて私も幸せである。

今後、薬などでコントロールの効かない疼痛などの場合は安楽死がありえますが、死ぬのはいつでもできる。

そこまでのアカメに残された時間が、猫にとって苦痛がないようにお世話していくしかあるまい。

この医療が延命というべきか、問題のガンを一切取れないので死ぬのは一緒だと思うけど、

動物医療が時代とともに進化し、人間の医療を借りてきている上に、

自分もがんセンターに入院したり、

そしてあの時治療を拒否していたら、医学の進歩がなかったら、私という人間は確実に、今現在この世に存在しないし、

たとえ手遅れであっても母をがん研に連れて行ったりしたことから、同じ苦しい道が先に待ち受けようとも、無治療よりは(その一時はいやだが、)した結果が楽なほうがいいと思っている。

自分が漢方とか現代医学を一切拒否の人間だったらまた違った方向であろうけど。

お財布は苦しいし、体力もへとへとであるけど、幸せそうな猫を見ると、欲しかったのは物ではなく、この光景だったのであろうと。

いつか、私も飼いたくても飼えない年齢が来る、今は何とかやりくり出来るだけ幸せなのだと思う。

また、看取るのは辛いが、生き物を送り人じゃないと、逆で、残して行ったら殺処分であろうから。

永久気管(気道)の猫については検索してもほとんど情報がなく、振り返って書くつもりではありますが、遅筆である、工夫を考える、ケアの時間で手いっぱい、

そして、ここ数日、きゃらす対決の具合が非常に悪いので細切れになりそうです。明日はからす対決が病院です。

最悪な時の事から時間順に書いていこうと思いますが、

まずは今夜は元気なアカメの写真をアップしようと思います。

姉妹で。

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色柄で集まる?

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ヘアターバンの上側のみにゆるくゴムを通して絞る。

ガーゼだとおそらく傷、分泌物に張り付いて固まって危険であろう。

このワッフル感がある程度自立し、首から離れて包んでくれていていいようだ。

エリザベスカラーの代わりであり、これを付けると蒸発が防げるみたい。

ただし、実際の治療は孔の周りは毛を刈ったり、窒息を防ぐため何もしない。

しかし、しないと猫が加湿器のように、蒸気を出しているようで、カラカラに脱水、補液するのだ。

また、「他の猫の毛を吸い込んでは」と気が気でなく、監督出来る時は付けている。

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とりあえず今は元気です、ありがとう!

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昨日の雨の合間にかかった虹のように、はかなくても今は輝いている。

コメント (7)
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