こんにちは、あっという間に今年も12月。街の至る所からクリスマスソングが聞こえてくる季節となりました。空気は冷たくても、明るく楽しい雰囲気が嬉しいこの時期、皆さんはいかがお過ごしですか?ところで、冬の風物詩のひとつに『イルミネーション』があります。近年、大きな商業施設はもちろん、個人宅でも見られるようになりましたが、皆さんはこの風習がいつどのように始まったのかご存知でしょうか?その起源は意外に古く、約500年前までさかのぼるそうです。生みの親はドイツ人神学者の「マルティン・ルター」と言われています。彼がクリスマスイブのミサの帰り道、夜空にきらめく星に感動して、その美しさを再現するために木の枝にロウソクを飾ったそうです。しかし当時は、ロウソクの火が木に燃え移り、火事が起きることもよくあったそうです(^^;)これを現代のように安全で美しいものにしてくれたのが、電気を発明した発明王の「トーマス・エジソン」です。数々の偉大な発明を残したエジソンは、今から135年前(1879年)に白熱電球の発明に成功します。そして、その発明からわずか3年後には、アメリカ・マンハッタンの900棟のビルを1万4000個の電球で飾る、今でいうイルミネーションを施し、当時の人々の度肝を抜いたそうです。これが世界で初めての電球によるイルミネーションであり、新たな文明への第一歩だったのでしょう。一方、日本で初めてイルミネーションが行われたのは、今から111年前(1903年)に大阪で開催されたある博覧会でした。また、その翌年には、東京の京橋銀座にあった輸入食品店「明治屋」にイルミネーションが灯され、これが話題となり日本中にイルミネーションが広がっていったそうです。冬は寒くて家にこもりがちですが、今年はイルミネーション目当てに夜の散歩に出掛けてみては如何でしょうか。
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

JR駒ヶ根駅のイルミネーション、来年1月末まで点灯されています。11/24(月)
それでは皆さん、良いお年をお迎え下さい。

JR駒ヶ根駅のイルミネーション、来年1月末まで点灯されています。11/24(月)