こんにちは、秋は爽やかな好天に恵まれやすく、シルバーウィークなどの連休もあって、何かとイベントが多い時期です。結婚式も増える季節ですが、特に11月は22日の「いい夫婦の日」、23日の「いい夫妻の日」といった縁起の良い語呂合わせの日もあることで、特に人気が高いのだそうです。さて、その結婚式には、神前式・仏前式・教会式・人前式などいろいろなスタイルがありますが、一番の人気はダントツで教会式で2015年以降の結婚式の傾向を結婚情報サイトで見てみると、次に人前式、神前式と続きます。人前式は場所や衣装に決まりはありませんが、会場に選ばれるのは結婚式場のチャペルで、ウェディングドレスとタキシード着用での式がほとんどです。今では、挙式するカップルの4分の3が、教会式・人前式を選んでいるそうです。その主な理由としては、たくさんの人に参列してもらえること、希望する結婚式場の中に施設があったこと、衣装に憧れていたこと、などが紹介されています。加えて、荘厳な教会での挙式に憧れていたり、明るい開放的な空間で挙式することに重きを置いたりする方も多いのかもしれません。また、近年増えている人前式は、実は日本で最も歴史のある挙式スタイルなのだそうです。言われてみれば、大河ドラマの結婚式の場面には、神様や仏様は出てきません。日本で結婚式に神様や仏様が出てきたのは、1900年(明治33年)の大正天皇のご婚礼の時からだといいます。大正天皇ご夫妻は宮中の賢所(かしこどころ)で婚儀を行ったのですが、これが神前式の始まりだそうです。それまでは、自宅から会場まで行列を組み、その道中ではお菓子やお酒を行き会う人たちに振る舞い、会場に着いたら関係者へ新郎新婦の紹介があって、披露宴を開くという形式でした。この行列でどれだけ大盤振る舞いをするかも重視されていましたから、まさに人生の一大イベント!準備をする側、行列をする側はヘトヘトになったことでしょう。でも、こうして手間ひまかけて、めいっぱいお祝いをすることで、新しい生活に向かうための気力が養われたのかもしれません。今は入籍だけのご夫婦も増えましたが、新生活を始めるカップルからお知らせが届いたら、心からお祝いしたいですね。

里の菓工房のテラスで中央、南アルプスを望みながら、旬の出来立てモンブランとコーヒーを頂く。10/20(木)

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