こんにちは、今年も早いものでもう後半。梅雨も明け本格的な暑さがやってきました。どうぞ皆さんご自愛のうえお過ごしください。さて、7月7日(北海道は8月7日)は七夕です。願い事を書いた短冊を竹や笹に結んで飾っている風景は、夏の風物詩です。さらさらと風になびく笹の葉、かすかな音も素敵だなと感じます。なぜ笹なのかというと、上に真っすぐに伸びて根を広く張って生命力にあふれているからとか、葉が擦れる音が神様を呼ぶ音色だと信じられていたからともいわれます。いずれにしても、涼し気な様が夏にぴったりですね。七夕は織姫と彦星が年に一度だけ天の川に橋をかけて会うことを許されたという星祭の伝説で知られていますが、古来にはお盆を迎える前に梅雨の穢れを祓うという儀式がありました。牛や馬を水浴びさせたり、女性が水辺で髪を洗ったり、また道具などを洗ったり、井戸の底をきれいにするといった禊(みそぎ)を行っていたのです。機織りをする織姫と牛飼いの彦星が七夕に天の川で会えるというのも、禊の風習にならったからなのかもしれません。七夕は3月3日の“桃の節句”や5月5日の“端午の節句”と同じ五節句の一つで、本来は“七夕の節句”といいます。ちなみに残りの2つの節句は1月7日の無病息災を願う“七草の節句”と、9月9日の健康と長寿を願う“菊の節句”です。こちらの2つはあまりなじみがありませんが、一年の節目に立ち止まって身の回りのことに気を配るというのも大事かもしれません。七夕は織姫にちなんだ願い事をするものなので、裁縫、染め物などの手仕事や、詩や習字など勉強の上達を願うのが良いとされていますが、現在ではバラエティに富んだ願い事がたくさんみられます。七夕が近くなると、ショッピングセンター等にも笹と短冊が用意されることが多いので、願い事を書いたことがある方もおられるでしょう。笹に結ばれた短冊をちょっと読ませてもらうのも楽しいですね。皆さんはどんな願い事をされますか?

富士見高原、天空カートで標高1,420mの「望郷の丘展望台」まで25分。梅雨の晴れ間
日本三大高峰の富士山・北岳・奥穂高岳を望む。6/19(日)

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