こんにちは、初夏のような暑さを感じる日が、訪れる季節になってきました。皆様、如何お過ごしでしょうか?今年の5月6日は「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつ、立夏(りっか)。「二十四節気」は、度々ニュースなどで耳にすることもある言葉ですが、それよりも細かく一年を72に分けた「七十二候(ななじゅうにこう)」はご存知でしょうか?「七十二候」は各節気をさらに5日程度にわけたもので、その名称は動物・植物・天候などで表現されています。例えば5月ですと、蛙始泣(かわずはじめてなく)、蚯蚓出(みみずいずる)竹笋生(たけのこしょうず)、蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)、紅花栄(べにはなさかう)…などがあります。この中の「蚕起食桑」は、現代ですとあまりぴんとこないかもしれません。蚕は蛾の幼虫で、蚕がつくる繭(まゆ)から紡がれる繊維が「絹(シルク)」ですよね。絹の織物は大昔から非常に高級で、貴金属と交換されてきた長い歴史があります。東洋と西洋をつないだ歴史的な交易路は、シルクロードとも呼ばれていました。日本でも養蚕業は明治時代に最盛期を迎えましたが、化学繊維の登場によって残念ながら衰退してしまいました。それでも、シルクが高級繊維だということは、今でも周知の事実です。農家で育てられる蚕は、人間が数千年かけて家畜化した生き物なので、人間の手助けがないと生きていけません。一方で、人々の暮らしを支えてくれた蚕は、“お蚕さま”と呼ばれ、大切にされていました。そんな蚕は桑の葉を食べて育つため、桑の葉が収穫される頃の5月の七十二候として、蚕起食桑が登場するわけです。現代において「蚕といえば初夏」「初夏といえば蚕」とイメージすることは難しくなってきたかもしれません。でも、暑くなってくる今頃は、肌に優しく吸湿性と放湿性に優れた絹を使った肌着やパジャマはジメジメして寝苦しい夜も、快適に過ごすことができ、寝具との摩擦が軽減され寝返りも打ちやすいので、睡眠の質が向上するともいわれています。それでは、今月も体調を崩さないように元気でお過ごしください。

あづみの公園(大町・松川地区)で、ピザ作り体験をしてきました。
本格的な石窯で焼く出来立てのピザは、おすすめの一品!美味しいです。4/23(日)


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