こんにちは、毎年一段と寒くなってくる時期ですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。新型コロナもなかなか収束せず、今年は地元御射山神社の御柱祭が開催される予定ですが、果たしてどうなりますか気を揉んでいるところです。さて今回は冬によく食べられ体を温める効果や風邪予防に強い味方のりんご。そのりんごを入れるりんご箱と茶箱、2つの“箱”のお話です。実は今、この2つの箱は本来の箱の用途とは違う使い方をしたり、リメイクしたりする事で注目を集めています。りんご箱の発祥の地は青森県。りんご栽培が始まった明治時代に、出荷用の箱として青森県南部地方の天然赤松材で作られました。頑丈な作りの木箱は20~30年もの間、青森から県外へ運ばれ、再び青森へと返送されて…と繰り返し使われてきたのですが、古くなったものをテーブルやイスに作り直した家具が人気だそうです。箱には農家さんの屋号、りんごの品種、市場で書かれたペンの文字などがそのまま残っていて、その味わいを生かした家具にはあたたかい物語が感じられます。また60×30cmのサイズも使いやすく、並べたり積み上げたりして食器棚や本棚にするなど、インテリアとしての使い道が広がっています。赤松には湿度の調節機能があるので野菜の保存箱としても適しているそうです。一方、茶箱の始まりはりんご箱よりもずっと古く、江戸時代に静岡県で茶葉の保存・保管用、産地から地方への発送用として作られたと言われています。30kg前後の茶葉を入れて運ぶため、とても丈夫です。秋田県湯沢市の木製家具の製作所では、幼児用の椅子を梱包する箱として再利用されています。梱包用の段ボールは役目が終われば廃棄されてしまうため、それに代わるものはないかとお茶屋さんの蔵に眠っていた大量の茶箱の利用を思いついたそうです。レトロな雰囲気を残しつつ、表面に和紙を貼るなどきれいにリメイクされた茶箱は、商品が届いた後もおもちゃ入れや机として利用できます。何に使おうかなと考えるのも楽しいですね。茶箱に帯や着物などの布を貼ったり、色を塗ったり、アンティーク金具をつけるなどして、オリジナル感を楽しむ人もいるそうです。丈夫なだけにキャンプ道具の保管や運搬など、アウトドアでも活躍をしていて、様々な表情を見せてくれる“箱”の魅力が、再発見されているようです。

御柱造りを致しました。御柱祭の準備が着々と進んでおります。
曳行ができると良いのですが‥。1/31(月)

御柱造りを致しました。御柱祭の準備が着々と進んでおります。
曳行ができると良いのですが‥。1/31(月)