ひとりごと

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10月 ひとりごと

2023-09-30 11:24:14 | ひとりごと
こんにちは、いよいよ食欲の秋到来。この時期になると、モンブランケーキがことのほか美味しそうに見えます。黄色や茶色といった秋らしい色合いが、まさに実りの季節にぴったりだからでしょうか。もともとのモンブランは、栗のペーストに生クリームを添えたもので、アルプスの名峰モンブランを望む、イタリアのピエモンテ州とフランスのサヴォワ地方の家庭で作られていたお菓子でした。雪を思わせる白い生クリームと、大地を思わせる茶色のマロングラッセベースの栗のペーストの組み合わせは、まさにモンブランの山!それぞれの土地から見えるモンブランをかたどっているため、イタリアのモンブランは高さのある二等辺三角形で、フランスのモンブランは少々丸みを帯びた三角形なんだそうです。さて、日本人になじみのある日本流モンブランは、昭和初期、東京都自由が丘に開店した「MONT-BLANC」というお店が発祥の地だといわれています。創業者の迫田氏が、ヨーロッパ旅行の際に現地でマロンペーストの生クリーム添えと出合い、これを持ち帰り可能なケーキとして日本で販売したのがはじまりなんだそうです。バタークリームや生クリームを詰めた土台のスポンジに、栗の甘露煮をベースにしたマロンクリームをたっぷりしぼり出し、てっぺんには栗の甘露煮を一つトッピング。今でも「MONT-BLANC」のモンブランは、当時と同じレシピで作られているそうです。昨今では、栗のペースト以外にも、カボチャ・抹茶・紫芋・イチゴなどを使用した、いろいろなモンブランを見かけるようになりました。栗以外でもモンブランと呼んでしまうのなら、モンブランの定義とは何なのでしょうか。一般的には、①メレンゲやスポンジケーキの土台がある ②生クリームやチョコムースをのせている ③マロンペーストなどで細かくコーティングしてある ④山の形に似ている といった条件を満たせばモンブランと称して良いそうで、実は栗の使用の有無は条件ではないようです。秋になるとさまざまなモンブランが登場しますから、ぜひ色々と試してみては如何でしょうか。


残暑厳しい中、この日は土岐のアウトレットまで買い物のお付き合い。9/17(日)
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9月 ひとりごと

2023-09-01 07:59:39 | ひとりごと
こんにちは、ちょっぴり秋めいてきた今日この頃。空気も澄み、ふと夜空の星や月を見上げたくなります。今年の中秋の名月は9月29日(金曜日)、中秋の名月は満月とは限りませんが、今年はちょうど満月になり、まんまるのお月さまを見られるように晴れてくれたら良いですね。今回は、そんな地球にいちばん近くて身近な天体「月」のお話をしたいと思います。日本で最も古い物語「竹取物語」は月のお姫様のお話で子どもの頃からなじみのある昔話です。後半の月からの迎えがくるシーンは、「満月を十合わせたような」明るさと記されていますが、今と違って夜は暗闇ですから、その明るさは相当のもの。月の神秘さが際立ち「月には何か不思議な力がある…」と、昔の人はそんな風に考えたのかもしれません。時は移って戦国時代。伊達政宗といえば、三日月のモチーフの兜が有名です。兜の全面の前立て(飾り部分)は、戦場で威厳を示したり、自らの信念を表すために取り付けたものだそう。三日月型の前立ては洗練されていて、武将の兜の中でも人気は群を抜いています。政宗の辞世の句は「曇りなき心の月を先立てて浮世の闇を照らしてぞ行く」というものでした。「曇りない夜の月のような心を持って、月のようにこの世の闇を照らしながら行くのだ」というような意味だそうです。シャープな三日月型の前立てと、戦乱の時代に身を置いた武将の心が響きあっているようで心に残ります。最後は、月面着陸のお話です。アメリカが1969年に打ち上げたアポロ11号は7月20日、史上初めて人類による月面着陸に成功。船長のニール・アームストロングさんは「これはひとりの人間にとっては小さな一歩にすぎないが、人類にとっては偉大な飛躍である」という有名な言葉を残しています。そして、アポロ11号に続けとばかり翌年打ち上げられたアポロ13号でしたが、発射から約56時間後、エンジンや燃料を積んだ酸素タンクが爆発。酸素も水も電気もギリギリの中、アポロ13号は地球への生還を目指します。この実話をもとに製作されたのが、トム・ハンクスさん主演の映画「アポロ13号」。とても見ごたえのある映画ですので、秋の夜長にじっくりと鑑賞してみるのも良いかもしれません。  


夏の代表的な花「ひまわり」自宅近くで綺麗に咲いているところを撮らせて頂きました。8/14(月)
・・・余談ですが「ひまわり」で思い出すのはヘンリー・マンシーニ。ウクライナに平和を!
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