こんにちは、いよいよ食欲の秋到来。この時期になると、モンブランケーキがことのほか美味しそうに見えます。黄色や茶色といった秋らしい色合いが、まさに実りの季節にぴったりだからでしょうか。もともとのモンブランは、栗のペーストに生クリームを添えたもので、アルプスの名峰モンブランを望む、イタリアのピエモンテ州とフランスのサヴォワ地方の家庭で作られていたお菓子でした。雪を思わせる白い生クリームと、大地を思わせる茶色のマロングラッセベースの栗のペーストの組み合わせは、まさにモンブランの山!それぞれの土地から見えるモンブランをかたどっているため、イタリアのモンブランは高さのある二等辺三角形で、フランスのモンブランは少々丸みを帯びた三角形なんだそうです。さて、日本人になじみのある日本流モンブランは、昭和初期、東京都自由が丘に開店した「MONT-BLANC」というお店が発祥の地だといわれています。創業者の迫田氏が、ヨーロッパ旅行の際に現地でマロンペーストの生クリーム添えと出合い、これを持ち帰り可能なケーキとして日本で販売したのがはじまりなんだそうです。バタークリームや生クリームを詰めた土台のスポンジに、栗の甘露煮をベースにしたマロンクリームをたっぷりしぼり出し、てっぺんには栗の甘露煮を一つトッピング。今でも「MONT-BLANC」のモンブランは、当時と同じレシピで作られているそうです。昨今では、栗のペースト以外にも、カボチャ・抹茶・紫芋・イチゴなどを使用した、いろいろなモンブランを見かけるようになりました。栗以外でもモンブランと呼んでしまうのなら、モンブランの定義とは何なのでしょうか。一般的には、①メレンゲやスポンジケーキの土台がある ②生クリームやチョコムースをのせている ③マロンペーストなどで細かくコーティングしてある ④山の形に似ている といった条件を満たせばモンブランと称して良いそうで、実は栗の使用の有無は条件ではないようです。秋になるとさまざまなモンブランが登場しますから、ぜひ色々と試してみては如何でしょうか。

残暑厳しい中、この日は土岐のアウトレットまで買い物のお付き合い。9/17(日)

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