こんにちは、8月、夏本番ですがいかがお過ごしでしょうか?水分補給、塩分補給をしっかりして熱中症にならないよう気をつけましょう。ところでYouTube等によくアップされていますが、皆さんは「ストリートピアノ」というのを聞いたことはありますか?「まちピアノ」という言い方もされたりしますが、駅や空港、ショッピングモールや地下街など公共の場所に誰が弾いてもいいように置いてあるピアノのことです。2008年にイギリスで始まり、いま街のあちこちに増えているそうです。先日、テレビで弾いている方たちに取材をしていましたが、実に様々な物語がありました。ショパンの「別れの曲」を弾いていた年配のご婦人は、小さいころ戦争の真っ只中でピアノどころではなかったのですが、ピアノが大好きで紙に鍵盤を描いて練習したそうです。本物のピアノに触れたのは大人になってからで、はじめて自分のピアノが家に来たときは嬉しさのあまり、何日もピアノの下に布団をしいて寝たそうです。そして、いつもピアノの発表会に来てくれていた夫が数日前に亡くなり、その日は発表会での思い出の曲を弾いたと話していました。また、78歳の男性は定年後に海外を旅行し、その土地でストリートピアノを弾くのにハマっているそうです。言葉が通じずともピアノの音に足を止めて聴いてくれたり、拍手をしてくれたりするのが病みつきになったと笑っていました。でも、決して上手な方たちばかりではありません。1年前から習い始めた70代の女性が弾いていたのは「見上げてごらん 夜の星を」。自分のお葬式では自分が弾いた曲を流してほしい、人生の幕引きを自分でしたいとおっしゃっていました。他にもようやく就活が終わり、しばらく封印していたピアノを無心に弾く女子大生がいたり、人差し指でポロンポロンと鍵盤を叩く小さなお子さんがいたり。皆に聴いてもらうのはちょっと恥ずかしくもあり、誇らしげでもありという、皆さんの表情がなんとも印象深かったです。ストリートピアノに出会ったら、足を止めてしばし耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

朝4時起きのトレッキング、朝霧の中に咲くニッコウキスゲを眺めながら車山まで登り、帰りは長和町の温泉に浸かってのんびりと過ごしてきました。7/28(日)

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