JR函館本線 仁山~大沼(2015年8月撮影)
今回JR北海道ではキハ183系だけでなく、特急「北斗」で活躍するキハ281系の運用終了も発表されました。
その定期運用終了時はキハ183系よりも早く、今年の9月の事。
1990年代に特急「スーパー北斗」としてデビューし、北海道の特急速達化時代を到来させた先駆者。
キハ183系とキハ281系、北海道の一時代を築き上げた両者が同じ年度に引退するという発表。
なんだか信じられないような衝撃的なものでした。
JR宗谷本線 稚内
2016年春の北海道の思い出に再び戻ります。
この時のメインイベントは稚内と宗谷岬を目指したことでした。
前日は特急「サロベツ」を撮りながら稚内を目指し、翌日は朝に宗谷岬に行ったあと、
稚内からこの「サロベツ」に乗って札幌に戻る旅になりました。
特急「サロベツ」、今は旭川と稚内を結ぶ宗谷本線内の特急になっていますが、
2017年3月以前は、札幌~稚内 間(396.2km)を結ぶ日本最長距離の気動車特急でした。
当時のダイヤは稚内13:45発⇒札幌19:08着で、5時間半の旅になります。
自分自身、昼間の在来線特急で5時間以上乗ったことはこれまでにない初体験。
当時は国鉄型のキハ183系を使用していましたが、ゆったりとしたリクライニングシートに座席が交換され、
思った以上に快適な乗車時間になりました。
札幌についた時にはすっかり夜。
途中寝てしまった時間もありましたが、懐かしい「アルプスの牧場」の車内メロディーを聴きながら、
国鉄型車両の旅を楽しむことが出来ました。
昔はこのような長距離特急がたくさんあったと思いますが、今では指折り数える程度に減ってしまう状況に。
時代の流れかもしれませんが、どこか寂しいものも感じます。