北海道でのんびり船釣り

北海道札幌近郊の海でカヤック釣~リングを楽しむ。

オリジナル エギ作り5

2023-12-17 22:18:48 | エギ作成
皆さん、こんばんは。

こう天候不順が続くと段々と釣りに行こうと言う「やる気」が失せつつ在りますが、
代わりに物作りのやる気は絶好調(^^;
自分は殆どやらないイカ釣り用のエギ作りは、ボディの塗装が終わり部品を取り付けて一先ず終了。


こちらは1.5号エギでバラストは4種類の重さを用意して、後は使い手に委ねます。

 
他にも(2.5号移動バラストエギとか)ブログネタに能書き書こうと思っていたら、「松葉針入りました~」
と、ちょうど良いので松葉針と入れ替わりに、出来た分のエギを殆ど渡してしまい(資料撮影前)、
ネタ乏しいので1.5号エギ用小型2段カンナ自作風景のダイジェストでも。

先ずはシャフトに松葉針を5本(10本)巻きつける訳ですが、実際の作業はかなりの難関で専用治具が
無ければ多分不可能でしょう(他人の作業風景見た事無いけど)


1個づつ作ると効率悪いので数個作って、接着剤乾燥待ち。


次は2番目の 治具にセットして10本の針を1本づつ広げていきますが、この作業も老眼にはたいそう
きつい作業ですね~


この状態では針の曲げ角度が足りないので、更に曲げ角度をそろえる為にも3番目の治具に押し込んで
最終的な針の曲げ角度を仕上げます、これで1段目の「カンナ」が出来ました。
そして2段目のカンナ用の松葉針を(そのまま使うのは気に入らないので)カットしておきます。


2段目は基本的に1段目と同じ工程ですが、今度はカットした針を10本ですので難度は上がります(^^;


所で何故針を短くカットして作業難度を上げる?理由は右下の画像です、このフォルムの実現のため
と成りますが、「何故そこまで?」と思う方もおられると思います、そもそも自分が使いもしない物
を何故作るのか? 一言ですと「自己満足」に尽きると思います。


さて、カンナが出来たらボディに接着します、見た目の体裁の為バラストも付けて記念撮影(^^;
因みにこのエギ、材料費だけなら1個80円程ですが、ここまで来るための設備投資(イニシャルコスト)
は膨大です(^^;
当然エギを作るためにそろえた機材では無いですが、エギだけを作るためでも要るかも?


と、人がせっせとカンナ1個作っている間に、隣でボディを4個作っていました(^^;
やっぱり機械だな~
して中には造形しながら表面にフルカラープリントしてくれる3Dプリンターも在りますが価格が
「ですよね~」て、感じ(^^;


さて、そろそろ釣りに出かけないと、物作りのやる気もそう長くは続かないぞ~


それでは~

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オリジナル エギ作り4

2023-12-11 22:21:20 | エギ作成
皆さん、こんばんは。

エギ作りの続きですが、1.5号エギについては後は作るだけ(追加のカンナは材料入荷待ち)で、せっせと
3Dプリンターでボディをプリント。


で、けんたなさんより以前の逆エギのボディで普通のエギ希望との事で、3Dデータから関節等の機構を
取り払って普通のスリムな2.5号エギを速攻で制作、・・・実に詰まらない(^^;


余りに詰まらないのですが、そういえば「遠投がしたい!」て、言ってたっけ?
エギって元々遠投向きでは無いですよね、ん~~~~~~~と、こんなん作ってみようかな?
ひょっとして初かもしれない遊動バラスト式”エギ”。


ミノー等では一般的な遊動バラストですが、少なくとも私はエギでは見た事が有りません、何故でしょうね?
※記事書いた後に調べてみたらちゃんと在りましたね私の知識不足でした、アマゾンでも買う事が出来ます、
にしても高け~な~。

作ってみましたプロトタイプ。


バラストはエギボディ内を前後に移動して重心を変化させます。
前に移動したときは磁石で保持します、オーソドックスですね(^^;


磁石の保持力は縦にしてもバラストが落ちません。(バラスト3.5g)


ちょっと吊るしてバランス確認、これはバラストが後部に在る場合。


バラストが前に移動するとこうなります。


次に水に沈めて沈降姿勢の確認、バラストが後部に在る場合はお尻(カンナ側)から沈みます。


そしてバラストを前側にすると、普通のエギの様に前から沈んで行きます。


テスト結果からもう少し前側時に強く沈んでほしいかな?と思いましたが試作1号機としては
上出来かなと。 
これによりキャスト時には重心がカンナ側に移動するため、理想的な姿勢で飛んでいくのでは?と、
着水直後にバラストを前に移動させる、今までのエギ使いの方は行わない作業を習得する必要が
有りますがね~

既に複数の釣り具メーカーで商品化している様で、シ〇ノさんではこのちっこいボディに更に
フラッシュブースト迄組み込んでいるとは!流石だな~

さて、この先如何なる?
それでは~
コメント (2)
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オリジナル エギ作り3

2023-12-06 21:51:12 | エギ作成
皆さん、こんばんは。

やっと、バラスト用の型が固まり、さっそく4セット程作ってみます。


切り離して並べてみる・・小さい~重さは?


重さを計ってみます、少し設計値より軽いですね、3Dプリンターの造形特性ですが予想よりは
ズレ幅は少ないと思います。
1.2g予定→1.15g、1.5g予定→1.33g、2g予定→1.78、2.5g予定→2.15g
サンプルは「1.5」→1.1gですから(^^;


カンナとバラストを仮組みして並べてみます、かなり近い出来ではないかと、重さもほぼ同じ。
眼だけは本物のエビに似せてみました。


肝心なのは沈降姿勢ですが、この辺でどうかな?
1.15g(1.2g)バラストが一番近い沈降姿勢でまだ僅かに早いですが、これは足ひげの有る無し?
はたまたカメラのパースの影響でそう見える?


後は色塗って納品だな~

それでは~
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オリジナル エギ作り2

2023-12-03 21:38:57 | エギ作成
皆さんこんばんは。

あれから修行に明け暮れ治具を作りまくり、現在ここまでカンナの完成度を上げました、既に1.5号エギのカンナより
小型のカンナも製作可能で2段目の間延びの問題も、完全に克服(少し手間掛かるけど)


カンナの制作風景、まず束ねた松葉針を治具にセット。


治具の筋に沿わせて各針を曲げていきます。


次ぎに仕上げの治具に押し込んで曲げ具合を決めます


2段目を作るときは1段目が治具の下に収まるように成っています(ナイス!)


2段目の間延び対策は、こちらがヒント(^^;
単に切っただけでは抜けたりホールドが悪くなりますから、曲げた先っちょが下段の別れ際の隙間に入り
ホールドと抜け止めの役目をします。


ですが他も色々と作業しながら(治具やら何やら)作っていたので、ようやく4個できた所。
最近類を見ないほど手間が掛かる作業です(高いの解るワ~)


並行して本体の制作も進めます、最初の試作品。


う! 重い! サンプルはバラスト抜きで2.4g(バラストは1.5のフリして実は1.1gだった)なので0.5g重い。
サンプルはバラスト外すと浮きますが(実際に試しました)、これなら沈むな?


やっぱり沈みました、重さだけの話ならバラストを軽くすれば済みますが、それだと本来の「バランス」が
難しくなるので、本体の構造再検討。


射出成型並みの中空構造で再プリント。


少し軽いですが、これなら浮くはず。


よし!浮きました、ちなみに試作5回目(^^;


後はバラストを付けて沈降姿勢テストと行きたいのですが、バラスト型が朝一で流し込んだのにまだ全然固
まっていない(;`O´)o


明日には固まるかな~
それでは~
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オリジナル エギ作り1

2023-12-01 23:22:18 | エギ作成
皆さんこんばんは、M.カトーです。

今回は普通のエギを作ってみようと、サイズは前回よりかなり小さい1.5号サイズ。

先ず、市販のエギを3Dスキャンしてボデイの大体のフォルムを参考に、骨格を作ります。
最近は3DCADにも慣れてきて作業もサクサク進みます。


毎回お馴染みの「ロフト」でボデイ形成、オリジナルの目玉も付けておきます。


その後、必要な部品やら何やらモソモソ付け足す(^^;
 

横から見るとこんな感じ。
標準バラストは1.5gですが、アレンジ用に重さの違う3種用意しておきましょうか。
発注主から具体的な重さの指定が在ればその方が楽で良いのですが。

ボデイの中にある球体は浮力用の空間ですが、これだけでは浮力が足りないので、プリント時に空間調整しながら
数回試し刷りに成るでしょう。
逆エギの時は3、4回、マグロルアーの時は5,6回失敗しましたねぇ


所でエギ自作で一番ムズイと思われるのがカンナ、市販品が在ればよいのですがこの小ささの物は販売されていないので
作らなくてはなりませんが、自分で作ってみて相当大変と実感、けんたなさんよく作ったな~と驚きます。
材料は(注文はしてあるが)時間が無いのでけんたなさんの在庫品から拝借、私が作った1つ目のカンナです。
下段がラジオペンチで成形、上段が治具を作って作ったもの、治具の作りこみがまだ甘いと感じますが、まあまあかな?


参考のエギとカンナ部分を並べて眺めてみます、左がエギの市販品、中央自作品、右はカンナのみの最小市販品
自作品は小さくすると根本部分が間延びすることになり(短い針が無い)1段であればエギのお尻部に埋め込むと
誤魔化せますが、2段の場合は間が開くのが防げない、どうしたものか?
もっと短い松葉針が欲しいな~


今回要した治具はこんな感じでおなじみの3Dプリンター整、樹脂でも十分機能しますが使い続けると減るので
そしたら又プリント?
金型の射出成型と違い再設計-再制作がスパスパできるのが強みですね(これも既に2,3作目)

 
とりあえず本日はここまで。

それでは~
コメント (2)
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