4月20日(水)はれくもり案外寒い
本を読んで映画を見ることは、ギャップがあって極力控えている。
わかっていながら時々見てしまう。
そう、時々。映画で、ああぁウマい!と思う演出が必ず一つはあるから見る。
しかし今回は見た中で史上最強の記録を達成してしまった。
ディスカスウォッチリストに入れていて
送られてきたDVD【食堂かたつむり】
こんな批判はしたくないが、、、
本の良さをまるでイカしきれていない。
何の為に作ったのか、
監督は本をちゃんと読んだのか疑ってしまう。
アメリを意識して、いらぬ方向へいってしまった系。
まず、すべてが軽すぎた。
どこにスポットをあてたのか、
料理なのか、主人公なのか、セットなのか、ワケわかめである。
そして、演出
2時間に一冊まるまる納めるのは困難である。
しかし! しかしだ!
話を繋ぐべく手段がCGテンプレートかよっ!って驚き。
ぶつぶつきれる感じが、さらに不快感アップ。
アメリのかわいさにキャアーっとなったのならば理解できるが、
この映画のかいわいさはダサさである。
微妙なラインの可愛さが、見ていると切なくなるほど。
スローライフ意識なのか、アメリ意識なのか、わからん!!
とにかく全てにおいて中途半端だった。
素人が、がんばりました!という感じ。
わざわざ女優さんを使っているのに、一般人でも良かったんじゃないかと
見ていて女優さんが気の毒に思えた始末。
もうしわけないが、辛口コメントしか出てこない。
それくらいヒドかった。
映画化しなければいけなかったのか疑問が残るばかりである。
あ、
本は良いんですよ。
ベスト10には入らないけど、いいお話です。
このお話は映画ではなく、是非本でご堪能下さい。
そうでないと、作家さんがかわいそうです。
いいお話を書いているのに、映画を見てしまっては本を読む気になれないでしょうから・・・
ま、人によって感覚は違いますから、アレですけどね。
本好きとしては、あまりのギャップに切なくなりました。
こんなの初めてでした。。。
少なくとも、映画化によって作家さんが潤ったのならばよしとしようじゃないか。
といいつつ、喉のホネが気になって仕方ない感覚のケモノでした。