はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

沈黙

2011-04-04 | Weblog
 
4月4日(月)はれ
 
久々に無性に読みたくなって読んだ短編。
村上春樹の【沈黙】

この本、初めて村上春樹の短編を読んだ時に衝撃が走った話。
情景の表現方法の豊富さ、
人の感情、心理を分かりやすく表現する事に富んでいる村上春樹。
その作品の中でも、この作品は格が違う。
以前にも増して、表現のスゴさに感銘を受けました。
衝撃というと大袈裟だが、
心の傷、傷みをあたかも手に取った様に受けとる事ができる。
 
いじめ、けんか、
現代とは切っても切り離せない、一番になくなって欲しいこと。
故に、この作品が集団読書テキストとして、
短編集の中からわざわざ、わずか3ミリ程の厚みの本が、
全国学校図書館協議会から発行されています。
 
 
初めて読んだ村上春樹の短編集
【レキシントンの幽霊】

このタイトルがつけられた本に、
まさかこのような内容の【沈黙】という話が入っていようとは思いもしなかった。
 
初めての衝撃があまりにも大きく、
レキシントンの幽霊を持っているにも関わらず、
集団読書テキストをアマゾンで発注したのが7、8年程前だった。
今では、いつでも読める様にPCの近くに置いてある。
 
人は傷つき強くなれる人も居れば、
傷ついたことで弱くなってしまう人も居る。
人の痛みを、傷を理解できる人にならなければいけないと
この本を読む度に思う。
一冊3ミリ程度の本で、じっくり考えさせられることは大きい。
 
是非、読んでいただきたい短編です。
 
もちろん、欲張って【レキシントンの幽霊】を読むのもおすすめです。
これで満足できないのならば、

村上春樹、NY逆輸入版短編集

【象の消滅】にも【沈黙】は集録されています。
 
 
わたしはいつでも手元にある薄い短編を読む事が多いけど、
ときには、3つの中からその時しっくり手になじむ厚みで読んでいます。
(今は、引越のミスで間違ってレキシントンの幽霊を実家に送ってしまったから2冊)
厚みがかわったからといって、感情が変化することはないけれど
ずしっと重い時は、自分がもっと物事を重くとらえようというシグナルだと考えています。
 
そして村上春樹がやっぱり大好きです。
 
 

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そわそわ もぞもぞ

2011-04-03 | Weblog
 
4月3日(日)
 
4月に入り、グッと気温が上昇した気がします。
(今日は寒かったけど・・・)
そして毎年のごとく、なんだかそわそわしてしまう時期がやってきました。
 
この時期になると、ナゼかそわそわもぞもぞ。
弾けそうで弾けないポップコーンみたいにくすぶっている感じ。
お腹が減っているときに、手をギュッとグーにしてるのに、
力が入らずイマイチな感じ、それが全身ギュッとしても力が入らない。
背中とかがいつも落ち着かない感じがするのです。
 
頭があさっての方向にぶっ飛んでいる、
怪しげな行動をとる変質者の気持ちがわからないでもない。

そういう経緯を考えると、 
ある意味、そういった方々は食べられる状態のポップコーンと化しているわけだ。
そういう解釈をするのは、少しズレているかもしれないが、
進化すると変質者になるわけだから、
あながちポップコーンと例えてもおかしくない気がする。
 
人の進化の過程における過ちかもしれないが、
ポップコーンならば喜ばれるのだから、食物はとても得をしているようだ。
 
今はまだ弾けないポップコーンなケモノだが、
進化したら、コートとかついついうっかり素肌に羽織りたくなっちゃうのだろうか。。。

原宿とや渋谷で、
アイメイクがっつりの可愛い子ちゃん見つけてドキドキしちゃうんだろうか。
想像してみるというか、
こういう発想が出てくる時点で進化の過程をたどっているのかもしれない。
そんな末恐ろしい未来にならないように、、、
ソワソワふわふわした気分を、変な方向に持って行かないように努力に勤めるとしよう。
 
 

桜の開花宣言と共に
不思議なもんで、こんな怪しげな落ち着かない気分になるケモノなのでした。
 
さくらのピンクがそうさせるのだろうか・・・
春という、さまざまな意味をもつ言葉の真因なのだろうか・・・
とにかく、春はヤバいんだ。
 
 
同じような気分になっている方、
いろいろお気をつけくださいませ。
 
 
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終わりまであとどれくらいだろう

2011-04-02 | Weblog
 
4月2日(土)はれ
 
書店にて【村上春樹が好きな方にオススメ】とピックアップされていた。

 
【終わりまであとどれくらいだろう】双葉文庫 桜井鈴茂
 
そんな紹介してあったら、買わないワケがない。
別の本を買おうと決めていたのに、ついで買いしちゃうじゃないか!
と、まんまとピックアップPOPに負け、販売推進委員の戦略にハマったのだった。
 
 
ただ、これが、、、
あながち宣伝だけではなかった。
村上春樹大好き
村上龍 好き
伊坂幸太郎好き
そんな人にはたまらない作品なのである。
 
村上春樹コテコテという世界ではナイく
どちらかというと、村上チルドレンと言われる伊坂に近い。
 
個人的な感想だが、
伊坂幸太郎 +【バカが全裸でやってくる】の入間人間。
そこにひとつまみ、村上龍を入れてみましたというテイスト。
 
現代にはびこる病、悩み、生き方
それを満開の桜で覆ってあるから、また面白い。
 
 
間もなく開花の桜。
季節もピッタリなので、是非どうぞ。
 
 
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タイトルが紛らわしい

2011-04-01 | Weblog
 
4月1日(金)はれ
 
ヒー様も無双に飽きたようだ。
いつもなら二人でとことんレベル上げやるのに。。。
遂に新しいゲーム買っちゃったヨ。
 
それがこちら。

アフリカ 
  
依頼を受け取り、動物を見つけて写真を撮るゲームだ。
こんな具合で・・・

 

 

 
撮って、メールしてお金をもらうらしい。。。
 
 
操作しなくてもゲームが進んで行くから、横で見るにはピッタリ。
 
次はどんな依頼がくるのかとか、
撮った写真をみて、【ショボ】とか【いい出来だ】と評価するのとか
見ているだけでも随分楽しい。
 
そのうち自分でもやりたくなりそうだ。
ヒー様が飽き、やる気が出たら挑戦してみようとおもう。
 
 
そう、このアフリカってタイトルを
ついつい【サファリ】って言ってしまう。
 
なんて紛らわしいんだ!
 
そして、我家ではMacを使っているから、
サファリって言ったら、やっぱネットだ。
ややこしいったら、ありゃしない。
 
 
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イタズラのコミニュケーション

2011-04-01 | Weblog

4月1日(金)はれ
 
ケモノ家ではイタズラが流行っている。
 
たいしたことじゃないけど、
イタズラが成功すると何だかニヤッとなる。
妙な達成感を味わえるってのもある。
そもそも、イタズラなんてのは自己満足の塊みたいなものだ。
 
ケモノ家のイタズラは決まっていて
ポケットやバッグに何かを入れるという単純なもの。
このイタズラ、1年程前から始まって、しばらくやってなかった。
というか、イタズラされたことに、
一向に気付かない鈍感なケモノのせいで進展していなかったのだ。
なんと、節分の豆をコートのポケットに入れられていたのを、
つい先日気付いたってな感じだったのだ。
それ依頼、イタズラの応酬まではいかないが、
ぼちぼち、イタズラし、イタズラされ。という具合。 
 
近頃のイタズラの流行は、食べたアイスの棒をポケットに入れること。
ただ入れるだけじゃ面白くない。
だから、かならず絵をかく。
 
それがコレ↓↓↓

 
ちょっとした手紙的要素も含まれているイタズラなんだけど
発見されて、【アイスの棒が入ってた】とメールがくると嬉しくて仕方ない。 
ケモノ家にとってはコミュニケーションの一貫でもある。
 
こっそり見つからないように、イタズラの品をポケットに入れる時はたまらない。
おそらく、意地悪そうな顔をしているに違いないんだけど、
子供の頃に戻った気分が味わえるというのが醍醐味だ! 
 
そろそろアイスの棒にも飽きてきた、
次は何をしのばせようか考えるのが楽しい。
 
 
 
イタズラの応酬の元祖といえば、、、
ポピーザぱフォーマーPopee The Performer 20 Hypnotism

 
ケモノが一番好きな催眠術の話
ヴォルフ・サーカス団 クラウン見習いのポピー。
ポピーのお父さんパピィが、ポピーの助手ケダモノに催眠術をかけ、
カエルとパラオにまで催眠術をかけるところから始まる。
 

これがキッズステーションで放送されていたんだ。
いま考えると、恐ろしい。
とにかくケモノお気に入り伝説のアニメだ。
 

そういえば、今日はエイプリルフールだ。
なんか、ウソつく空気感じゃない。
イタズラは出来るけど・・・
来年は、おもしろビックリウソでも考えてついてみようっと。
 
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