おん祭は、奈良の春日若宮社の祭礼です。その歴史は古く平安時代に遡り、保延2年(1136)9月17日に始まったとされ、後に祭日は移り変わりながらも、祭礼は古儀の伝統を守り続け、今年で882年目を迎えます。一年のうち一日だけ(現在は12月17日)、御旅所に遷座する若宮神の前では様々な芸能が奉納され、そして祭礼の参列者が御旅所へ向かう風流行列は、冬の奈良の風物詩として定着しています。
この特別陳列は、このように伝統ある春日若宮おん祭の歴史と祭礼の様子を、絵画や文献史料、芸能資料等を通じて紹介する展覧会です。今も昔も盛儀を誇る南都の一大祭礼を展示室でじっくり鑑賞し、あわせて、人々が崇敬を寄せた春日社への信仰について理解を深める機会となることを企図しています。本年は、風流行列を描いた絵巻物を展示するほか、かつて春日社の神官を務めた旧社家に伝来した史料を交えつつ、若宮の歴史や春日社の造替について概観します。
(ちらしより)
一点だけ重要文化財があります。
若宮おん祭の写真、そして1階ではビデオも流れていて、
大混雑のおん祭ですが、実際に観に行けないので、楽しめます。
一方同時に開催されているのが、名品展「珠玉の仏教美術」
こちらは絵画・書跡・工芸・考古に分かれていて国宝7点、重要文化財26点。
こっちの方が見応えあったかな。
一階にはいつもいろいろと飾られているのですが、
おん祭が終わってからかな。
次回の奈良国立博物館での展示予定。
いよいよ明日から春日若宮おん祭。
もう無理かもしれませんが、特別桟敷席なんてあるようです。