今は関東に住む、昔の友人が今実家の用事で大阪に帰ってきており、
久しぶりに会わない?とLineのメッセージがあって、昼から会いに大阪まで。
積もる話を喫茶店でしていると、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
で、古本屋にブラっと寄ってみると西鶴の「好色五人女」が50円。
五人の女性の恋愛の物語です。
・姿姫路清十郎物語(お夏清十郎) 人形浄瑠璃や歌舞伎でも取り上げられた話です。
【人形浄瑠璃】
「五十年忌歌念仏」
宝永4年(1707年)頃大坂竹本座初演・近松門左衛門作
「極彩色娘扇」
宝暦10年(1760年)大坂竹本座初演・近松半二等作
「五十年忌歌念仏」の情を入れし樽屋物かたり改作。
【歌舞伎】
「常磐津舞踊劇 お夏狂乱」
大正3年(1914年)帝国劇場初演・坪内逍遥(つぼうちしょうよう)作
・情を入れし樽屋物かたり(樽屋おせん)
浪曲に「樽屋おせん」として取り上げられていますね。
・中段に見る暦屋物語(おさん茂兵衛)
近松門左衛門の「大経師昔暦」として取り上げられた題材ですね。
・恋草からげし八百屋物語(八百屋お七)
これまた人形浄瑠璃や歌舞伎でもしばしば取りあげられています。
「伊達娘恋緋鹿子」の櫓のお七が有名ですね。
「松竹梅湯島掛額」もたまに舞台にかかりますね。「お土砂」が有名ですね。
・恋の山源五兵衛物語(おまん源五兵衛)
これもこの話を題材にした歌舞伎がありますね。
近松門左衛門の「薩摩歌」
並木五瓶の「五大力恋緘」
鶴屋南北の「盟三五大切」
など
もう一つは丸谷才一氏による「忠臣蔵とは何か」
なぜ忠臣蔵は人気があるのか。『たった一人の反乱』の作者があのたった47人の反乱の謎を解明し、
忠臣蔵論のパラダイムを変革した、文芸評論の名作。
表紙が勝川春章の浮世絵、初代中村仲蔵の斧定九郎。
今読んでいる本を早く読み終えて、早く読みたい!