MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

原田慶太楼指揮NHK交響楽団演奏会2

2020-11-29 13:20:57 | 音楽夜話(クラシック)
原田慶太楼指揮NHK交響楽団演奏会2




19:00-21:10 NHK-FM


バーンスタイン:ミュージカル「オン・ザ・タウン」から3つのダンス・エピソード
ウォーカー:弦楽のための叙情詩
ピアソラ:ブエノスアイレス変奏曲「タンガーソ」


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コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」
マルケス:ダンソン第2番


原田慶太楼指揮NHK交響楽団
2020年11月25日 赤坂、サントリーホールから生中継


アメリカンプログラム。
アメリカの音楽、音楽家つながりのプログラム。
いくつものテーマがあって。それのつながりの中で
音楽を体験するようなプログラムになっている。


「踊り」「男女」「愛」「パッション」をテーマとしたサントリーホール公演


確かに、ご自身エネルギッシュ。
音楽表現にある、男・女 愛 。


バーンスタインの曲は、クラリネットのソロが聴きごたえあった。
JAZZを意識したバーンスタインの指向を良く再現しているのでは
ないかと思う。裏拍に意識を置くJAZZにクラシックの演奏家は
どう向き合うのか。そのあたりは難しいところ。体が覚えるまで
取り組めるか。そのあたりは、音楽の違いで、体にしみこんでいるものが
違うところに着目して、メッセ―ジ送る原田さんの見識は凄い。


前半ウォーカーの「弦楽のための叙情詩」がなかなか良かった。
バーバーとは違う。悲壮感はなく、癒し。


ピアソラの曲は、難しいらしいが、うまくまとめたのではないか。
リベルタンゴだけでないのだ。


後半、コープランドではアメリカの曲の中で、メジャーなものかもしれない。
伝統的なアメリカのクラシック音楽の様な感じ。ライトで、わかり易いような。
その中にもストーリーがあり、それをどう伝えるのか伝えて表現できるのか。
指揮者の仕事は見えない部分でも忙しい。聴いていると、日本でなく、
アメリカの心象風景が浮かぶ。ただものではない。ワクワクする。


マルケス:ダンソン第2番
リズムを意識した曲。
ダンスを意識し、きっと拍数にも心砕いているのだろう。
ラテンの血が騒ぐような、情熱を掻き立てるようなイメージが流れる。
ラテンバンドの様なイメージを作りながらも、仕上がりはオーケストラ音楽。


ある意味上質になりすぎないところがポイントなのだろうけれど、
それも、考慮のうちなのかもしれない。終演後は、ブラボーも。






ドイツ系音楽中心だったN響も時間かけて変わってきた経過がある。
このように、新しい血を経験することで、変わることもいとわない
そんな、ことになっていくと面白くなるのかも。


原田慶太楼 ツイッター
https://twitter.com/khconductor
N響の2回のコンサートに至るまでの、コメントが面白い。
エネルギッシュなタクト。練習場面も動画にあるので、ご覧
いただくとわかりやすい。これなら奏者も引き込まれるわ・・・。



ブラームス交響曲第4番ホ短調OP98 聴き比べ。

2020-11-29 08:12:57 | 音楽夜話(クラシック)
ブラームス交響曲第4番ホ短調OP98 聴き比べ。

ブラームスがいい季節になりました。

11月28日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
アルヴォ・フォルマー指揮エストニア国立交響楽団
2020年11月27日 タリン、エストニア・コンサートホールから生中継


11月29日
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
シモーネ・ヤング指揮パリ管弦楽団
2020年11月18日 パリ、フィラルモニー内ピエール・ブーレーズ大ホール




アルヴォ・フォルマー指揮
深堀はしていないけれど、流れはよく見通しもある。
歌うことはするが、それほど深い節回しはない。
全体のバランスはとれていて、それでも聴きごたえはある。


シモーネ・ヤング指揮
音をその音符の限りを伸ばして一杯に弾く。
音のダイナミックレンジを多くとっている。熱く演奏している。
旋律もゆっくり歌わせ、メリハリをつける。淡々とした演奏で
なくある種のドラマを展開している。訴えかけるブラームスという感じ。


どういう表現が自分の好みかということになるかな。
正しい演奏というのは置いといても、表現者がブラームスは
こういうものだと思いますと提出してくる演奏なので、
時代により変わってきただろうし、聴衆はそれを受け入れたり
受け入れなかったりしただろうし。今でも色々な表現方法を
編み出しているところもあるし、演奏は変わっていく。


シェフの腕一つということにもなろうかと思うが、
色々な演奏があってみんないい。的な結論になりそう。
個人的にはこれでなきゃダメというようなものはないので、
色々な演奏を楽しむことは今後も出来そう。


アイ・ラブ・ライブ エリック・クラプトン

2020-11-29 06:56:18 | 旅は道連れ世は情け
アイ・ラブ・ライブ エリック・クラプトン 






エリック・クラプトン ライヴ音楽業界の舞台裏で活躍している人たちのために、
自身のギターをチャリティー抽選会に提供 
11月28日 http://amass.jp/141868/


ライブは1人では開けない。多数の人が動いて成り立つことは
ミュージシャンでなくてもわかるというもの。
そのバックヤードにかかわる方に敬意を払い、クラプトンが
チャリティーに賛同。マーチンOM-18 を提供。


社会貢献レベルの話だから、クラプトン自体、自身の体調等でそうそう
ギターを練習する機会も多くないと思われる。
抽選結果は現地時間12月23日に。


11月28日生まれのジャズマン ジジ・グライス ガトー・バルビエリ

2020-11-28 22:00:00 | 音楽夜話(ジャズ)
11月28日生まれのジャズマン ジジ・グライス ガトー・バルビエリ


Gigi Gryce (Alto Saxophone) 1927–1983.  11月28日 生誕93周年


マルチリード奏者で、教育者、演奏活動はそれほど長いわけではないようだ
けれど、バップ期のミュージシャンとのセッションはある。
私が聞き覚えがあったのは、サヴォイ・レーベルのデューク・ジョーダンとの
ジャズ・ラボラトリー・シリーズ。この時はたしかアルトを吹いていたと思う。


彼の、マルチぶりが聴ける。
Gigi Gryce Quartet - Gigi Gryce
https://www.youtube.com/watch?v=JhIFYJcxcNw


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Gato Barbieri (Tenor Saxophone) 1932. 11月28日88歳おめでとう。


横浜のミントンズ・ハウスで聴いたバルビエリ。その日もミントンズ・ハウスのドアはあいていた。
何枚かのアルバムのあとこれがかかった。夕方の時間、まだ客は少ない。
バルビエリは強いトーンで吹き抜けていった。
ソフト・ドリンクのグラスが汗かいていた。確かアルテックの同軸2ウェイだったとおもうけれど
そこから強いサウンドが再生されていた。さすが、横浜は出るとこ出ると違うとその時思った。
そういえばミントンズハウスって、立ち退き・移転?閉店?するのだろうか・
Under Fire
https://www.youtube.com/watch?v=a7SBgp5CtRM&list=OLAK5uy_kDEm8WEB3CXEUxScbM4fWJ90dQI7mjhkY&index=1







11月27日生まれのJAZZメン ランディー・ブレッカー

2020-11-28 20:53:15 | 音楽夜話(ジャズ)
11月27日生まれのJAZZメン ランディー・ブレッカー


Randy Brecker (Trumpet) 1945. 11月27日 75歳おめでとう。 


といえば、ブレッカー・ブラザースでしょうか。


ちょっと変わったディスクを聴いてみました。
80年代のブラザースのライブと未発表テイク見たいです。
タイトなトランペットが80年代気分です。実力派のバンドでしたから、
人気もあったし当時を振り返るのにはちょうどいい一枚かも。


LIVE AND UNRELEASED: EUROPEAN TOUR 1980
https://www.youtube.com/watch?v=c9h56oCQxOU&list=OLAK5uy_nBe7QB-5MMHKj21YQntrV1-_-xqdV8bEw