鈴木雅明指揮 NHK交響楽団演奏会
19:00-21:10 NHK-FM
10月コンサートパンフ
https://www.nhkso.or.jp/img/concert/Philharmony/phil20Oct.pdf
武満徹:デイ・シグナル (シグナルズ・フロム・ヘブンより) (金管左右に分かれる)
同:ガーデン・レイン(金管中央に集まる)。
同:ナイト・シグナル(金管左右に分かれる)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
管楽合奏(椅子なくスタンディング演奏)
1・3曲は左右に
2曲目は中央に前後2列。
当日解説より。
ふくよかな演奏。オルガンを操っているような、
厳かな時間。
生前、オルガン編曲にしてほしいと作曲者の
要望があった。
それにマッチしているような演奏であったのでは。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現代曲だけれど、武満作品は、割と国内でも演奏され
メジャーだったりする。短い曲だったけれど、重みがあり、
彼の作品だなと思わせる何かが感じられた。オルガン編曲版聴いてみたい。
この作品群は初めて聴いたけれど、和音の響きが
不協和音であるにもかかわらず、尊厳を持って鳴らされている。
深い音の重なりが響いた。
1曲目は、LUSで初演されたなんて、すごすぎる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆シグナルズ・フロム・ヘヴンは下記の2曲から構成されています。ショット社解説
《デイ・シグナル-Signals from Heaven I-》
委嘱:鯉沼ミュージック
初演:1987年7月25日、<セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’87>(東京)
今村能指揮、レ・シュヴァリエ・ブラス・アンサンブル
編成:グループ I: 3 Trumpets in C, 3 Trombones
グループII:Piccolo Trumpet in D, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
演奏時間:2.5分
《ナイト・シグナル-Signals from Heaven II-》
委嘱:スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ
初演:1987年9月14日、スコットランド現代音楽祭
<ムジカ・ノーヴァ '87>(グラスゴー)
マティアス・バーメルト指揮、スコティッシュ・
ナショナル・オーケストラ
編成:グループ I:Cornet in B♭, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
グループII:Trumpet in C, 2 Horns in F, 2 Trombones
演奏時間:3分
武満徹によるプログラム・ノートから
「《シグナルズ・フロム・ヘヴン》は、ふたつの小さなアンティフォナルな
ファンフェアからなっている。
(中略)2曲とも、きわめて限られた音程関係とハーモニーによって
作曲されている。
そして、タイトルが暗示するように、平和で、幸福な感情に満ちている。
親しい友人たちへの、挨拶としての、信号である。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ラーション:サクソフォン協奏曲 op.14
(弦楽合奏にサクソフォン・ソロ)
こういう曲はフュージョンじゃないよね。
クラシックの現代曲に分類されるのだろうけれど、
演奏者も大変だろう。2楽章のアダージョの伴奏も
ソロも秀逸。落ち着いていて、カッコE。終楽章の
落としどころも感得できて、いい曲だったな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆ベルワルド:交響曲第4番 変ホ長調「ナイーヴ」
所々印象的なメロディーがあり、起承転結がある。
シベリウスの様な、北欧的な感じよりも、どちらかと
いうと牧歌的な穏やかな感じの曲だった。
終楽章は押し出しもよく、鈴木さんのアアプローチも
的を得ていたのかもしれない。30分余りの曲が
ある意味短く聞こえた。ある程度、曲を覚えるには
何度か聴き直さなくてはならないけれど、こういう演奏なら
リピートもOKかもしれない。
「音楽」している鈴木氏に拍手。
10月コンサートパンフ
https://www.nhkso.or.jp/img/concert/Philharmony/phil20Oct.pdf
武満徹:デイ・シグナル (シグナルズ・フロム・ヘブンより) (金管左右に分かれる)
同:ガーデン・レイン(金管中央に集まる)。
同:ナイト・シグナル(金管左右に分かれる)。
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管楽合奏(椅子なくスタンディング演奏)
1・3曲は左右に
2曲目は中央に前後2列。
当日解説より。
ふくよかな演奏。オルガンを操っているような、
厳かな時間。
生前、オルガン編曲にしてほしいと作曲者の
要望があった。
それにマッチしているような演奏であったのでは。
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現代曲だけれど、武満作品は、割と国内でも演奏され
メジャーだったりする。短い曲だったけれど、重みがあり、
彼の作品だなと思わせる何かが感じられた。オルガン編曲版聴いてみたい。
この作品群は初めて聴いたけれど、和音の響きが
不協和音であるにもかかわらず、尊厳を持って鳴らされている。
深い音の重なりが響いた。
1曲目は、LUSで初演されたなんて、すごすぎる。
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◆シグナルズ・フロム・ヘヴンは下記の2曲から構成されています。ショット社解説
《デイ・シグナル-Signals from Heaven I-》
委嘱:鯉沼ミュージック
初演:1987年7月25日、<セレクト・ライヴ・アンダー・ザ・スカイ’87>(東京)
今村能指揮、レ・シュヴァリエ・ブラス・アンサンブル
編成:グループ I: 3 Trumpets in C, 3 Trombones
グループII:Piccolo Trumpet in D, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
演奏時間:2.5分
《ナイト・シグナル-Signals from Heaven II-》
委嘱:スコティッシュ・ナショナル・オーケストラ
初演:1987年9月14日、スコットランド現代音楽祭
<ムジカ・ノーヴァ '87>(グラスゴー)
マティアス・バーメルト指揮、スコティッシュ・
ナショナル・オーケストラ
編成:グループ I:Cornet in B♭, Trumpet in C, 2 Horns in F, Trombone, Tuba
グループII:Trumpet in C, 2 Horns in F, 2 Trombones
演奏時間:3分
武満徹によるプログラム・ノートから
「《シグナルズ・フロム・ヘヴン》は、ふたつの小さなアンティフォナルな
ファンフェアからなっている。
(中略)2曲とも、きわめて限られた音程関係とハーモニーによって
作曲されている。
そして、タイトルが暗示するように、平和で、幸福な感情に満ちている。
親しい友人たちへの、挨拶としての、信号である。」
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◆ラーション:サクソフォン協奏曲 op.14
(弦楽合奏にサクソフォン・ソロ)
こういう曲はフュージョンじゃないよね。
クラシックの現代曲に分類されるのだろうけれど、
演奏者も大変だろう。2楽章のアダージョの伴奏も
ソロも秀逸。落ち着いていて、カッコE。終楽章の
落としどころも感得できて、いい曲だったな。
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◆ベルワルド:交響曲第4番 変ホ長調「ナイーヴ」
所々印象的なメロディーがあり、起承転結がある。
シベリウスの様な、北欧的な感じよりも、どちらかと
いうと牧歌的な穏やかな感じの曲だった。
終楽章は押し出しもよく、鈴木さんのアアプローチも
的を得ていたのかもしれない。30分余りの曲が
ある意味短く聞こえた。ある程度、曲を覚えるには
何度か聴き直さなくてはならないけれど、こういう演奏なら
リピートもOKかもしれない。
「音楽」している鈴木氏に拍手。