MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

12月12日生まれのジャズ・パーソン フランク・シナトラ 穐吉敏子 トニー・ウイリアムス ドド・マーマローサ グローバー・ワシントン,Jr

2024-12-13 16:42:02 | 音楽夜話(クラシック)
Born on this day, December 12th…


Frank Sinatra (Vocals-Lead) was born in Hoboken, NJ, 1915–1998.生誕109周年 没後26年


ショー・ビズの帝王などと言われてた。彼の歌声は耳に優しい。それは今でも変わりない。
そのトーンにひかれたりする。バラードでもボサノヴァでも。
矢張りこの人を聴くにはレコードではないかと思うが、思ったときにそれはないことに気づく。


フランク・シナトラ FRANK SINATRA's BEST
https://www.youtube.com/watch?v=zwJpguGo19M&list=OLAK5uy_nswR-DOoGiujcOUUviZCHIcCllAIGeNNE




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Toshiko Akiyoshi (Piano) was born in Manchuria, 1929  95歳おめでとう。


ジャズの生き字引になった。時折JAZZ番組のゲストで声の出演をしていることがある。
アメリカにわたりジャズを研鑽。本場のミュージシャンと渡り合い、後年はビッバンドを
組織し、一仕事終える。若いころの元音源はわからないけれど、パウエルライクなプレイが
今聴くと新鮮に聞こえる。不思議なものだ。


Toshiko Akiyoshi Golden Tracks (All Tracks Remastered)
https://www.youtube.com/watch?v=H_by5iFv138&list=OLAK5uy_l3XGU4eXfcqMwDWgWDwJwpUtUVX2wjwfw&index=1


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Tony Williams (Drums and Percussion) was born in Chicago, IL, 1945–1997.生誕79周年 没後27年


天才トニー・ウイリアムス。ドラム界では言うことない。プレイも作曲能力も。
二物を与えられた彼は相応の仕事をして、帰られた。
今聴いても、自己主張のあるいいプレイをしていると気づかされる。


LIFETIME: THE COLLECTION
https://www.youtube.com/watch?v=lb-oo7py4SM&list=OLAK5uy_mkUKJ9PhWJoBDY9eMf6tEhCqgANsFwesU


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Dodo Marmarosa (Piano) was born in Pittsburgh, PA, 1925–2002.生誕99周年 没後22年


幻系のピアニストだったかな。アルバムもレアだったしみたいなところがある。
余り名前も頻繁には聞かなかったけれど、ジャズ本には出てきたりする。
50‐60年代の人だったのだろうと思う。


今日聴いてるものも60年代に録音されて、出たのは70年代のプレスティッジからだった。
サックスも黒っぽい、JUGこと、ジーン・アモンズが、半分くらい付き合っている。
出音もいい。マーマローサの伴奏も適度な湿り気があるのがうれしい。
サムジョーンズもさもありなんというベース・トーンを繰り出す。
午後のジャズ喫茶でかかってそうな1枚。


Jug & Dodo
https://www.youtube.com/watch?v=Kr1dumsTkLM&list=OLAK5uy_miho-rIsB5V9kQX97wR6nbvfZn3ljv6lk&index=1


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Grover Washington Jr. (Tenor Saxophone, Soprano Saxophone) was born in Buffalo, NY, 1943–1999. 生誕81周年 没後25年


フュージョンとかスムースジャズで名を成した方かな。
今聴いてるアルバムの1曲目は良くラジオ放送のバックでかかってたりして、
BGMとかジングルのバックに使われていたりした。なかなか、キャッチーな曲だった
けれど、耳覚えのいいものは流行る。このアルバムのジャケット、ボビー・マクファリンの
アルバムにも似たような感じのデザインがあったなぁと思う。
テナーもソプラノもソフトで音がいい。


Soulful Strut
https://www.youtube.com/watch?v=fWC8_3OJTt8&list=OLAK5uy_ku4JMwC2S3q-UBsDGr4DxCfix2s411Lug&index=1


ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 バンベルク交響楽団 ベートーヴェン2番ブラームス4番

2024-12-13 16:33:55 | 音楽夜話(クラシック)
1213


/04:03-06:00 20.03-22.00 BR-KLASSIK


ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 op.73
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮バンベルク交響楽団
2024年12月6,7日 バンベルク、コンサートホール




何度も書いてしまうが、若い。
音楽が多分彼の中では完成しつつあるのでは、スタイルは変わらない。
バンベルク響は個人的に好きな団体。
以前、ホルストシュタイン・バンベルク響で来日し、ブラームスの4番を
聴いたときにコクのある胃が痛くなるようなブラームスだったのを覚えている。
ブロムシュテットにそれは期待できないけれど、彼の音楽に対する愛が
彼の生命を支えている。それはそれでリスナーにとってはうれしいこと。
今回も聞けたことに感謝。



リンツ・ブルックナー音楽祭2024 マルクス・ポシュナー 指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団 ブルックナー

2024-12-12 06:20:45 | 音楽夜話(クラシック)
12・11


03:30-05:55 19.30-21.55 ORF Das Ö1 Konzert
リンツ・ブルックナー音楽祭2024 Internationales Brucknerfest Linz 2024|Markus Poschner & Bruckner Orchester Linz


ラング Klaus Lang:オルガンと管弦楽のための「本当の顔 Das wahre angesicht」(世界初演)
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年版)
クラウス・ラング Klaus Lang(オルガン)
マルクス・ポシュナー Markus Poschner指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団 Bruckner Orchester Linz
2024年10月11日 リンツ、ザンクトフローリアン聖堂


ラングの1曲目は、パイプオルガンが響き渡るような後半を持ち、地平線に向かうような音楽。
たびたびは聴かないかな。
1890年版の8番。ポシュナーの今回生誕200年での企画で、全ての版での交響曲演奏を収録するという
膨大な企画も進んでいる様子。
演奏は丁寧で端正なものだった。ブルックナーの静謐さを聴いた。煩くならないオケは良かった。



カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ) アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ モーツァルト・メンデルスゾーン・ハイドン

2024-12-10 08:25:59 | 音楽夜話(クラシック)
12/10
04:30-06:45 19.30-21.45 BBC3


モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K.527~序曲
同:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ソリスト・アンコール:ドビュッシー・ベルガマスク組曲第3曲月の光


メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」 op.26
ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
オーケストラ・アンコール:シベリウス「ベルシャザール王の饗宴」Op51ー3ノクターン


カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
2024年12月9日 ロンドン、バービカン・ホールから生中継






「アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ」は
ネヴィル・マリナーが創設した団体だと思った。今でも活動している
様で、音楽監督がジョシュア・ベル(Vn)になっている。
今回、BBC3でカティア・ブニアティシヴィリ(p)という名が目についた。
調べてみると、30代のフランス在住のピアニスト。独自な活動を
行っており、「ピアノ界のビヨンセ」というニックネームをもらって
いたこともあったとか。容姿端麗、ピアノも。となれば、衆目は集まる。
曲の解釈が独自性を持つことから、評価もわかれるところはあるものの、
いつの時代もそのようなことはあり、好きな人は好きというところに
大衆は落ち着いてしまう。アーティストの独自性ということもある。
今回のモーツァルトの23番は、個人的に好きな曲でもあったけれど、
今まで聴いてきたものよりアップテンポで、音符の間の間が詰まって
聞こえる様な速弾きになっていた。余裕がないというわけではなく、
彼女の解釈がそうであって、それで成立していた。あとは聴衆の好き嫌いか。
モーツァルトはこのように解釈して演奏しました的なところが残る。
時折爆演というか、放送事故ではないけれど、小節を飛ばしてしまう
ようなこともあるらしい。しかしながらオファーが来ることを見ると、
評価ははあるようだ。個人的には、もう少し落ち着いた23番であって
欲しいと思うが、彼女の解釈はそうではなかった。それもありなのだろう。
アンコールのソロは至ってインテンポで詩情あるものだった。


彼女の配信はYOUTUBEに色々ある。興味のある方はどうぞ。
参考例
Schumann: Klavierkonzert ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Khatia Buniatishvili ∙ Paavo Järvi
https://www.youtube.com/watch?v=3jbHbDena_U&t=82s






ホルストの「惑星」から木星をピアノで聴くと・・・。

2024-12-08 23:42:14 | 音楽夜話(クラシック)
ホルストの「惑星」から木星をピアノで聴くと・・・。


管弦楽曲のヒット曲のうちの1曲。
ホルストの「惑星」は、あのスター・ウォーズの下敷きにも
使われている。木星はポピュラーになり、単独で演奏されることも多い。
全曲版を聴くことがおおいものの、この曲だけが上手だったりする団体が
あったりする。他の曲より練習を積んでいるのかもしれない。
たまたまFMのプログラムを車で聴いていた。石井琢磨というピアニストが
紹介され、4枚目のアルバムの中にある1曲をかけてくれた。
それが「木星」。オケの迫力あるものを、ピアノ1台でどれだけ表現できるか。
それは杞憂に終わった。若干のアレンジはあるものの、管弦楽のパートを良く
見通しており、和音構成もしっかりできているように聞こえた。それだから
聴いていて面白かった。オケとは違う音色で、ピアニストは聴き手に何を
送るのだろうか。




ホルスト:組曲「惑星」より「木星」/Gustav Holst: "Jupiter" from "The Planets" op. 32
https://www.youtube.com/watch?v=fUa4kt34jvM&t=15s