黒田 恭一さんをしのぶ
亡くなって10年になるそうだ。
そういえば70年代~80年代にかけてこの方の
文章を読んでいた。
FMの雑誌やオーディオ関係の雑誌だったと思う。
割とリスニングの守備範囲は広く、クラシックや
ジャズ、POPSなどの音楽も聴く、向き合うという
ところでは、参考になった評論家だった。
ある時、ラジオかなにかで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」
を取り上げて話してた時、EL&Pの話も交えて作品の聴き方を
展開していたのは新鮮だった。
「こういうのも聴くんだ」というような、彼独自の聴き方があり、
それを押し付けるわけでもなく、温厚な語り口で、自分の聴いた
音楽を語っていく。その点では、他の評論家の論点と違うこともあったが、
この人の聴いてるものは、その人のものというか、その人の音楽なのだ
という事がわかり信頼のおけるものではないかと思うような評論だった。
今日は、ハンス・クナッパーズブッシュの亡くなった日との事。ブルックナーは
聴いたことがあるものの、ワーグナー自体聴かないので触れることはなかった。
ウィーン・フィルとの録音で、楽劇の序曲とか前奏曲などが入っているアルバムを
NMLで聴いた。50~60年代の録音で、テンポはゆっくりだけれど、中身があり
味のあるものだ。黒田さんはヨーロッパで生も聴いている。彼の演奏を聴いたかどうかは
わからないものの、それらの音楽は耳に残り我々に伝えてきた。
久々、黒田氏の文章を読んで、旧作が読みたくなった。
「くろださんのいるところ」黒田恭一アーカイブ
http://kyoichi-kuroda.jupiter.bindcloud.jp/
亡くなって10年になるそうだ。
そういえば70年代~80年代にかけてこの方の
文章を読んでいた。
FMの雑誌やオーディオ関係の雑誌だったと思う。
割とリスニングの守備範囲は広く、クラシックや
ジャズ、POPSなどの音楽も聴く、向き合うという
ところでは、参考になった評論家だった。
ある時、ラジオかなにかで、ムソルグスキーの「展覧会の絵」
を取り上げて話してた時、EL&Pの話も交えて作品の聴き方を
展開していたのは新鮮だった。
「こういうのも聴くんだ」というような、彼独自の聴き方があり、
それを押し付けるわけでもなく、温厚な語り口で、自分の聴いた
音楽を語っていく。その点では、他の評論家の論点と違うこともあったが、
この人の聴いてるものは、その人のものというか、その人の音楽なのだ
という事がわかり信頼のおけるものではないかと思うような評論だった。
今日は、ハンス・クナッパーズブッシュの亡くなった日との事。ブルックナーは
聴いたことがあるものの、ワーグナー自体聴かないので触れることはなかった。
ウィーン・フィルとの録音で、楽劇の序曲とか前奏曲などが入っているアルバムを
NMLで聴いた。50~60年代の録音で、テンポはゆっくりだけれど、中身があり
味のあるものだ。黒田さんはヨーロッパで生も聴いている。彼の演奏を聴いたかどうかは
わからないものの、それらの音楽は耳に残り我々に伝えてきた。
久々、黒田氏の文章を読んで、旧作が読みたくなった。
「くろださんのいるところ」黒田恭一アーカイブ
http://kyoichi-kuroda.jupiter.bindcloud.jp/