4月10日・京のおばんざい・(京都NHKお料理講師の・
今井 幸代先生)がこの度、世界の料理・100選に日本人でただ一人
選ばれ、関係者他皆さんでお祝いをしました。
「本当におめでとうございます」
帰りにお土産沢山頂いた中の一品を紹介します。
幸袋(さちぶくろ)=平安時代、正月三が日の間、鏡餅・猪・鹿・押鮎・
大根・瓜などを食べ、長寿を祈る歯固(はがため)の行事がありました。
宮中の女官の年中行事を記した『女房私記』にはこの歯固の祝いの歌として
・天地(あめつち)を 袋に縫いて幸(さいわい)を
入れてもたれば おもふことなし が記されています。
とらや
の『幸袋』は、この歌に因み、
幸福を詰め合わせた袋を意匠化した華やかなお菓子です・
縁起の良いお菓子をありがとうございました。
{お菓子のしおりより}
お菓子は「五感の総合芸術」といわれ
視覚~美しい情景を思い起こさせる。
聴覚~趣深い優雅な菓銘の響き。
臭覚~和菓子に包みこまれたほのかな香り。
味覚~口に含めば広がるまろやかな美味しさ。
触覚~楊枝で切る時の感触、舌ざわり。
以上五つの繊細な感覚が重なり合って、小さな和菓子に大きな広がりが
うまれるのだそうです。
chiyoko