モデリオンのモデのブログ

モデの独り言(寝言・妄想とか)。更新するときはドドッと。しないときはまったくしませんがよろしく。

パンデミック

2008年04月27日 | 映画
呪怨 パンデミック 観ました!

前作からの続編で次回作で完結らしいです。

さてこの作品の注目といえば伽耶子と俊雄くんの登場シーンですよね。毎回どんな風に登場するのかが楽しみです。モデは痛快恐怖映画(笑)として観ています。
今回俊雄くんはあまり動いてくれなくて、伽耶子が大暴れ。っていうか今回の映画のヒロインは確実に伽耶子!
幽霊がヒロインというのは珍しいですが。でも物語自体も伽耶子の出生についての謎が解き明かされるんですよ。なぜ伽耶子が強力な悪霊になってしまったのかが明かされますし。ヒロイン役の子はかわいくないし(笑)


でもね、宇野ちゃん(AAA)はよかったよ!あの足!!
あの足はいいよね。蹴られたいモン!あの足に!!


とまあ注目していたのはそれくらいですね。吹き替えに芸人さんを使っていましたが、あんまりおもしろくなかったです。あれだったら吹き替えを滅茶苦茶にしちゃったほうがいいんじゃなかな?なんておもっていたんですが。

ラストは日本版「呪怨2」よりもわかりやすかったのでいいですね。蔓延する恐怖。まるでリングのラストにも予感された恐怖が映画の終わりで。ここからどう終わらせるのかが次回作の注目の点ですね。俊雄くんは次回作では大暴れしてくれるかな?

今回一番怖かったのは暗室を出て行くときに吊るしてあった写真!あれは思わず「おぉう!!」とうなってしまいました。呪怨シリーズは半分笑える登場の仕方をしてくれますが、怖い部分は怖くて。節操無しに思える登場も日常生活に戻ると、すごく怖くて。さしずめ映画のラストをさらに怖くさせますね。映画というのは現実にはあまり影響ないんですが、こういう恐怖映画というのは観たあとに恐怖させていくんですよね。映画はあくまで恐怖心を膨らませるような存在で。それが呪怨シリーズ、Jホラーの魅力なんじゃないのかな。

その名は V 3

2008年04月27日 | 特撮とか
仮面ライダーNEXT観ました。
本当は劇場で観たかったんだけどね。山梨でやれよ!!

さてそんな文句は置いておいて。


前作より怪奇色を強めていて、初期ライダーの雰囲気でしたね。前作はライダー、怪人両側の描写をしていたので、少し詰め込み感は感じました。あれはあれでいんですけどね。ただモデはウエンツが嫌いなので(笑)←こら!


今作で本郷は冴えない先生で生徒にも馬鹿にされている。
さらにはショッカーからの追手、ショッカーライダーの登場によりボコボコ。まさに踏んだりけったり!
この映画のおもしろいのはヒーローなのにカッコよくないということ。
本郷は庶民的な生き方。一文字は飲んだくれ。
逆にショッカー側は上品な屋敷をアジトにして華やかな印象。
ヒーローという一見華やかな印象を受けますが、こんな風に描いたのは珍しいのではないでしょうか。ライダーたちは無償で戦っていて、ショッカーは犯罪で得たりしたお金でドンドンと支配を広げていく。なにか現実社会の縮図にも見えて。(お金儲けが悪ということではありませんよ。)

この作品においてライダーはテロリストで。ショッカーが半分支配している世界に反逆してるライダー。その世界観はとても面白いとおもいます。ライダーたちは討伐されてしまうのか?それともショッカーを殲滅できるのか?NEXT以降の展開がかなり気になりますね。

物語は怪奇色が強く、PG12なのも納得しました。
包帯の女の設定やちはるの歌など都市伝説的要素を盛り込み、恐怖感を身近に感じさせてもいましたね。そういえば「仮面ライダー剣」も都市伝説設定がありましたね。
そう考えると映画の世界では「ショッカー」という秘密組織の都市伝説はあって、それと戦うライダーの都市伝説もきっとあるんでしょうね。

モデは子供の頃特撮作品を観る度「きっとこれはボクの知らない土地で戦っていて、それをTV局の人が撮っているに違いない!」なんて思っていました。
「もしかしたらあるかもしれない」、「確かめようがない」そんな感覚があって。都市伝説という形を取り、子供のときに感じた「仮面ライダーの存在する世界」を大人になっても感じさせてくれます。最後も物語というより都市伝説の延長で終わらせていますし。そういう側面から見ても「昔僕らだった大人に向けた作品」です。


ただモデが残念なのはライダーキックの描写でして。
前作も苦言したんですがとにかくライダーキックがカッコ悪い!!
ライダーキックというのはいわゆるカタルシスで。ライダーキックを放つことによって怪人を爆破する。その一連の流れが物語とともに我々の心も昇華してくれるものだと思っています。
しかし前作のライダーキックはまんま吊っている感が否めない。今回もアクションは目を見張るものはあったものの、ライダーキックの描写はすんなり描かれています。V3の反転キックも「キックの重み」みたいなものが感じらず。(でも描写は良かった)
昭和のライダーがどうということではなく、今作の見せ方の問題です。
あれだけの肉弾戦をやっておきながら、キックが軽い。平成ライダーでもキックを上手く描写できている作品は少ない。それだけ昭和ライダーの見せ方が印象的だった。というよりも「僕らのライダーキック」はかなり誇張、補完されています。逆を言えば「キック」さえしっかりしていれば、ライダー映画としての成立は出来てしまうんではないかと思います。そこらへんキバのライダーキックはカリカチュアされていて面白くカッコイイです。
これは個人の判断だとおもいますが、モデはこのシリーズを観たときは「仮面ライダーを観た」という感覚にはなれません。新しいものをやっていると言われればそれまでですが、この映画のターゲットは「僕らの仮面ライダー」を持っている世代です。そういう世代を満足させるには、キックの描写はもっと頑張るべきだと思います。
それを超えたときこそ本当の意味での「ネクストエンターテイメント」の完成だと思います。

苦言していますが「FIRST」より「NEXT」はかなり面白くなっていたのは確か。原作のオマージュ(一号の周りをショッカーライダーがグルグル回る)やニヤリとする描写(納谷悟郎氏の首領やV3の反転キック)はかなり感動しましたよ。
もし次回があるのなら新しいテイストを盛り込みつつ、ライダーキックの描写を完成させて欲しいですね。