モデル倶楽部の機械加工日記

一年およそ355日工場で活動中。鉄道模型や仕事、バイク、クルマ、安旨グルメなどをつづってまいります。

製品第一号 

2016-10-31 18:30:44 | 16番 機関車
TMS639号(1998-4)で最初に製品紹介をして頂いたパーツはEL001 EF63エアフィルターです。
前年に信越線碓氷峠が廃止され、私も何度か足を運びました。それほど関心を持つ機関車ではなかったのですが、
実車の迫力で一気にファンになりました。立川のエンドウさんでキットを二本購入後、キハ181側面ルーバーと同じ方法で
エアフィルターを試作したところなかなかの出来ばえに ”これ売れるんじゃないか?”


サフェーサーで反射をおさえて拡大すると


ボディにはめると


前方からみると・・・ピントがあまい・・・なんとなくツライチ感はおわかり頂けるかと。

画像はありませんがEF62前期型のエアフィルターも同様の表現で、三重連で側面を統一させました。
すぐにではありませんが手持ちのキットを着工すると製品のはめ込みチェックが出来なくなり
その時点でエアフィルターの製作は打ち切りとなります。

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御徒町のとんかつ

2016-10-31 13:32:07 | グルメ
日曜日、機械を長時間運転させてから小田急快速急行で東京まで外出しました。行き先はまずこちらです。
毎度お引き立て頂きありがとうございます。


展示させて頂いているモハ400の写真です。照明にご協力頂ききれいに撮れました。
やはり配管止め単体ではわかりづらいので作例をアップしました。点検蓋とその上の足掛けは売り物とは異なります。あくまで配管の参考です。


その後向かったのはこちらです。


アメ横二木の菓子近くにあるこちらのとんかつ店、安くて旨い繁盛店で東京に行くと超空腹にしてよく寄ります。17時から再開店です。
やまべ とよみます。近所にもう一軒あり、異なる店名で両国と高田馬場にも系列店?があり、四店すべて行きました。


待つこと10分、写真を撮る前にソースをかけてしまい空腹で早まりました。大盛りライスが普通に出てきます。
六切れが普通のところ十字カットで一口サイズ十二切れでお願いします。味は今まで十数回で一度もハズレがありません。


空腹の度合で下の店にも寄ります。ロースかつ定食が500円!バイクで本厚木店にも行きますが、地元最寄り駅にも開店予定で楽しみです。

このページを投稿したら遅い昼飯、何か食べに行こう。
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いきなり185系

2016-10-31 13:09:50 | 16番 電車
20年以上前にKSさんから185系のキットが発売され何度かに分けて結局15両を購入しました。
さて側窓をどうするか、日付を見ると21年前にこんなものを試作していました。


拡大すると下辺サッシ下に緩衝ゴムらしきすき間が見えます。国鉄型で一番好きな車両のひとつで、また仕上げのカラス口作業から逃れるために
この方法を採りました。窓枠、センターピラー、サッシ下辺のシルバー部分はすべて高さが異なるので一体成型だと印刷が大変そうです。
手持ちのN車両では同一面の印刷でもスケールのせいか違和感はありません。小社で型を起こせる訳がありませんので、仮にこの窓を売り物にする場合
部品割りをさらに合理化する必要があります。このはめ込みサッシはすべての側窓の外枠プレスを削除する必要があり、
はたしてそこまでこだわるマニアがいらっしゃるかどうか。窓穴拡大加工を小社で受け付けるかまだ先の話ですが・・・。


下のお面でライトケースは古い彫刻機で、アクリル板に20倍の原版を彫り超小刻みな階段状のテーパーをつけました。キサゲ刷毛で
段をならしましたがこのままでは売り物には出来ません。いずれ反射板の中の花びら状も再現し作り直したいと考えています。
CADCAMの能力が高くないのでそこまで出来るかどうかわかりません。厄介なのはテールライトで、一度凹んでから飛び出してきます。
ここは試作途中のまま放置されています。


下のように妻板は作図途中で実車資料も入手したので再チェックが必要です。
185系パーツはしばらく先になりますがボチボチ進めてまいります。
コメント (2)
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いきなり103系 その2

2016-10-30 21:36:29 | 16番 電車
103系は一見シンプルですがディテールを追求すると結構厄介なのが窓表現です。二段窓のガイドレールと大窓の
センターピラーの凸断面を再現したのが下です。



上は車端と妻面用です。窓ガラスはまだあとになります。反射を抑えたサフェーサー吹きのものをいずれアップします。


上の両開きドアは周囲を0.07位段落としでドア穴にピタリとはまります。靴ずり折り曲げ方式は私もハンダ付け後
斜めにズレていたことがしょっちゅうで、靴ずりの下にすきまが発生すると取り外しの繰り返しでイライラ・・・・。
エンドウさん仕様の裾折り返しと違って一枚板では重ね貼りでないと下辺がコテ熱でゆがみやすいです。
このドアは四辺で位置決め後、二枚のベーク小片ではさんで車体を持ち上げてハンダづけする方法が私のおすすめです。
靴ずりがないドアはそのままではドア開口部天地が大きいままなので、埋め板を兼ねた靴ずりを取り付けます。
画像ではドア穴幅16.25ミリより長くみえます(16.75ミリ)。当たりゴムは0.4幅。


ドアをしっかり取り付けたらボディ剛性アップのt0.6下向きアングルです。
上のアングルのドア部分にうっすらケガキが見えますが、後加工でドアの逃がしをザグリ、ドアと密着させることで握っても
ゆがまないボディにします。裾は0.4+0.6=t1.0で見栄えが向上します。t0.6をシャープに折り曲げるために
0.5径エンドミルで深さ0.25の溝を彫りアングルを平面でを削り出し、バイスにはさんだ下の平角棒の溝に差し込み
山折りにします。谷折りのほうが見栄えが良いのですが、ドアの逃がし部のザグリと反対面の折り曲げ溝で
L字断面が破断され強度が低下します。設備がなく、少量製作ではこれで十分です。
折り曲げ後のアングル寸法を3.6x6.0に仕上げるために数回試作しました。



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いきなり103系

2016-10-29 22:15:10 | 16番 電車
これまで103系には全く無関心でしたが、キハ35の段付き妻板を製作後むくむくと興味をもちはじめました。
101系よりも細くなった前面窓両側の窓柱の強度確保に段付き妻板が有効で、仕上げも楽になろうと。
全く偶然にアキバのモンタさんでKSさんの103系キット、クモハーモハークハと出会いすぐに連れて帰りました。
ネットや本で調べていくうちに乗務員ドア位置が前すぎることを発見!!知らなければよかった。
その後KSの社長さんからうかがった話では修正されたのこと。このキットは初回生産だったのかも。

実車は前面から500ミリ後方にドア開口部があり模型寸法では6.25ミリ、キットは5.33ミリ大分印象が異なります。
ここであきらめるのも癪なので厚板の段付き前面で車体長を延長してごまかすか・・・。

とりあえず試作したのが下です。

前面はt0.8で外周を0.25段落としで車体が0.55延長・・・5.33+0.55=5.88・・・妥協するかどうか、いや6.0はほしい。


上右は窓と手すり部分を薄く加工し小径穴あけを考慮しました。方向幕位置などは仮のものです。

次に前面傾斜窓のスペーサーを検討し、まずは手持ちのt3平角棒から試作しました。スペーサーは両面挽きでt1.6まで薄くしました。
スペーサーハンダ付け後奥行きに向かって実車のようにテーパーをつけると窓柱はさらに細く見えましょう。

ヘッドライトは市販パーツかウチでつくるか未定です。左右の方向幕はアクリルブロックのHゴム一体窓で裏面に
LEDがはいる止め穴を彫り、ブロック周囲に遮光処理(アルミテープ)で点灯させるのも面白そうです。


上はクモハとモハ103のパンタ側です。縦樋に沿った足掛けや狭いスペースのパンタ配管が工作のネックです。
幌右の開閉窓のガイドレールは突起ではめ込み式です。サッシは未製作ですが当然はめ込み式の予定です。透明仕上げが必要です。
配管どめは前述のモハ152とほぼ同じですが、0.6径母線どめの一部を変更しています。


上はモハ102用です。こちらも縦樋横の三角足掛けがあります。ためしに先細ヤットコで0.3~0.35径真鍮線を曲げてみましたが
とても苦労しました。省略するか迷うところでしょう。エッチングではなく線材の丸断面にこだわりたい。


そこでモデル倶楽部は晩酌しながらチラシの裏にアイデアをしたため翌日製作したのが上の手すり折り曲げ治具です。
中央上が0.35径用、中央下が0.3径用、太さが選べます。ヘタレを考慮して右側に同じものが二つずつあります。
三角に曲げたあとで上下に彫った三角凹みにはめて差込み部を平行に揃えます。真ん中は2ミリの手すり用でヘッドライト横や
先頭車屋根、連結面から屋根にあがったところ、左は連結面のコの字、普通の手すり用です。次回につづく。
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