笑と治癒力と折り紙と

１２・４・２





―折り紙―
一昨昨年１月、船橋市金杉にある本多肇折り紙博物館を取材、地域新聞にレポートを書いた。
折り紙についてＰＣで調べると、大阪の内科小児科医藤森博先生は次のようなことを仰っている。
　
折り紙とノーマン・カズンズ著「笑と治癒力」（岩波文庫）は本質的には同じである。
　
指先を使うので多少健康増進に役立つだろう、ぐらいに考えていたが「笑と治癒力」に本質的に同じ？……。
「笑と治癒力」は以前読んでいます。だが、折り紙とはどうしても結びつかない。
勿論読み返しました。読み返しても折り紙とはどうしても結びつかない。

「仕方ない！折ってみよう！」と決心して折り鶴を折りました。
五羽折っても、十羽折っても皆目見当がつかない。

その頃隣接の白井市で広島へ届ける千羽鶴を募集していました。
原爆の像、佐々木貞子に思いを込めて「千羽折ってみよう！」と云う気になりました。

千羽鶴を折る意義、折り紙と治癒力の係り方をテーマに四百羽折っても分からない、千羽折っても分からない。千羽折り終わって、
「仕方ない！もう千羽折ってみよう！」と思ったのです。

そうとう後になって気付いたのですが、
「仕方ない！もう一回やってみよう！」とかなり意欲的になっていたのです。
以来、千羽鶴を折ることが習慣？になります。

以来二年間で５千羽以上折ることに繋がってきますが、笑と治癒力、折り紙の係りについて全くと云っていいほど、見当がつかない。

眠くなった時、折り紙を折ると眠気が覚めます。
腹が減ったな、夕食まで一時間ぐらいだな、と思った時折り紙を折る。
我慢するほどの意識じゃなく、空腹感を一時忘れる。
その程度に自己コントロールするツールとして折り紙の効果は自覚できました。
だが、折り紙と治癒力まではどうしても結びつきません。

昨年１１月、鎌ヶ谷市が実施した大腸がん検診で事前の血液検査結果がすべて正常でした。
尿酸値、血糖値がやや高めでしたが、この二点も正常、血圧も８０～１２０と正常、
「健康優良児！」と医者に言わしめたほどです。

しばらくの間、折り紙について右往左往しながらでも書いてみようと思っています。