12・4・24
ー季節の話題をー
季節の話題の連想から歳時記が思い浮かんだ。
たまたま本屋の書棚から水原秋桜子編「俳句小歳時記」を取り出して買っている。
水原秋桜子の名前ぐらいは知っていた。
千八百円と値段もまあまあ手頃、
程々の厚さで持ち歩くにも都合がいい、と云う理由だけでこの歳時記を選んでいる。
偶然、たまたま目の前にあったこの歳時記を買ったに過ぎないが
相当幸運を選んでいる。そのことは後々気付かされることになる。
季語の説明文をネタに例えば柿についてこんな風に書く。
「柿は日本独特の果実、甘柿のあの程良い食べ頃のものは海外では手に入らないそうです」
この程度のはがき文を七,八通り書くのはネタ本さえあればそれ程苦にならないで書ける。
序に柿の例句を読むと「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」(正岡子規)がある。
柿を食えばなんで法隆寺の鐘が鳴るのか全く分からないが、このぐらい有名な句は一応は知っている。
「来合わせて柿捥ぐ笊を持ちにけり」(白岩三郎)
何となく情景が浮かび、句意は分かる。
私流の俳句区分、分かる、分からない区分の中では分かる区分の句。
分からない、分からない、分からない、分かる。
ある種のリズムを持って例句を読むと
十句に一句程度は分かる句の範囲に入る句と出会う。
一瞬、
「いいな!」と思う程度で通り過ぎる。
分かっても、分からなくても負担を感じないで読む。と云うより
億劫にしないで例句を一通り目を通すことができる。
ー季節の話題をー
季節の話題の連想から歳時記が思い浮かんだ。
たまたま本屋の書棚から水原秋桜子編「俳句小歳時記」を取り出して買っている。
水原秋桜子の名前ぐらいは知っていた。
千八百円と値段もまあまあ手頃、
程々の厚さで持ち歩くにも都合がいい、と云う理由だけでこの歳時記を選んでいる。
偶然、たまたま目の前にあったこの歳時記を買ったに過ぎないが
相当幸運を選んでいる。そのことは後々気付かされることになる。
季語の説明文をネタに例えば柿についてこんな風に書く。
「柿は日本独特の果実、甘柿のあの程良い食べ頃のものは海外では手に入らないそうです」
この程度のはがき文を七,八通り書くのはネタ本さえあればそれ程苦にならないで書ける。
序に柿の例句を読むと「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」(正岡子規)がある。
柿を食えばなんで法隆寺の鐘が鳴るのか全く分からないが、このぐらい有名な句は一応は知っている。
「来合わせて柿捥ぐ笊を持ちにけり」(白岩三郎)
何となく情景が浮かび、句意は分かる。
私流の俳句区分、分かる、分からない区分の中では分かる区分の句。
分からない、分からない、分からない、分かる。
ある種のリズムを持って例句を読むと
十句に一句程度は分かる句の範囲に入る句と出会う。
一瞬、
「いいな!」と思う程度で通り過ぎる。
分かっても、分からなくても負担を感じないで読む。と云うより
億劫にしないで例句を一通り目を通すことができる。