『希望(仮)』を読む。
『いまのはなんだ?地獄かな』と同じ作家さん。
なんか、沖縄のくくり、ほぼ一緒ですね
ジョン万ビーチ、藪地島でのレクチャー、、
まさか数ある本の中から続けてこの
2冊を続けて読むとは思わなんだ。
『希望(仮)』、、その連載期間に
東日本大震災が起きているというのがびっくりです。
構想に影響している風ではないと思いますが、
最初から原発作業員のこと書こうと
思って書いたのかな?途中でそこに変更したのかな・・
わかりませんが。
最初は、しんどい内容でなんでわざわざ読んで
こんなに絶望的な気分にならないといけないのだろ?
とは思いましたが、やっぱり途中でやめることがどうしても
できなくて読んでいると、最後は、みんな良い人に
なって、みんな主人公の味方になって、
めでたしめでたしのサクセスストーリーでした。
『いまのはなんだ、地獄かな』
全然知らない作家でしたが、タイトルだけで
ロックオン。
明治以前の元号が最初に出てくるし、
バカは読むなってやつだなぁこれ。。
と思いつつ、今まで読みやすいのばっか
読んでいたので、行間はせまく文字が
ぎっしり地名、地形、説明が続くとちょっと
もう拒絶されている、と思いつつ。。
でもそういうのを狙っている場合もあり、
黙って読み進むも、どうしてもエッセイ感がぬぐえず
とりあえず小説なのかエッセイなのかを
知りたくてぐぐると、、
作者、まさかのおじさん。
・・・。作家も主人公も女性だと思っていたので。
気を取り直して。
とりあえずエッセイか小説かわからないまま
読んでいくと、完全に子育て日記風。。
あるある~、と思いつつも、もし小説ならこれは
退屈すぎる。
本格的に読むの止めようかと思ったけど
その選択肢はやっぱり「なし」。
どうやらそういうのを狙って書いているようでほっとす。
この小説を読んで泣ける自分でよかった。
これを読み終えてこんなにつらくなる
自分を知れた、それだけでもこどもには
まじ感謝、です。
こども嫌い、こどもは鬱陶しいと思っている人は
絶対に子煩悩です。安心してほしい。
ただ、その願望が叶うも喜び、叶わぬも悦びです。
表裏一体。