みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

雪音の徒然声 消えないものその4

2014-10-04 14:06:04 | 日記
汚れが沈むのを待ちきれなくて焦ってどんどんかき回して濁らせて終わり、指の隙間から透明な水は流れ落ちて残った泥の中でもがいている。大切なものの代わりにあたしに泥が溜まっていく。致死量はあとどれくらいだろう?
いっそ沈んでしまえたら楽なのに、割りとタフなあたしに致死量オーバーはなかなかやってこない。だから、懲りずに願ってしまう。一生消えないものが欲しいと。ごくたまに幻聴が聞こえる。優しい声で、ゆき、ゆき、と。
とても幸福な一瞬、でもすぐわかる。幻聴なんかじゃない。聴きたいから聴こえるふりをしているのだと。

続く~。