みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

雪音の徒然声

2014-10-07 20:31:51 | 日記
遠い昔、あの人は戦国時代とか武士の話を書くのが、好きだった。そこで、命の重さの話になった。姫様なら戦が起きても助けてもらえるの?違うよね?家臣が姫様を好きだから助けるんだよね?じゃないと身分で命の重さが変わってしまうと。あの人は随分皮肉っぽいのな、と笑ったあと、じゃあ、こうするか?戦が起きたら俺は必ず雪を助けにいく。だからお前は俺が行くまで死なない努力をする。
いいね、姫様みたいだ、あたしも笑った。あの人はもういない。約束は反古された。
思い出すと苦しくなる。本当は独りなんか好きじゃなかった。泣いても仕方ないけど泣きたかった。あの人はいない。優しい想い出だけ残して…