みりんの徒然声

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みりんの徒然声 リアル白昼夢

2016-07-06 22:21:12 | 日記
とうとう幻覚か、と目を疑った。たけが歩いて来た。にやりと笑いながら。あたしは多分子犬の如く尻尾をパタパタ振ったであろう。あたしは本気で久しぶりに笑っただろう。あー、たけやん。泣きそう、ってあたしは言ってとりあえず写メ取っていー?と言ってパシャリ。で、ぼんやりたけを眺めた。あー、やっぱ背ぃ高いなあ。あー、やっぱクライミングとかアウトドア派だから顔にそばかすみたいなシミ出来てんなあー。ああ、もう帰るん?そっか、出張ついでかー。五分もいなかった。たけが帰ってからああ、あたし舞い上がって話たいこと何もしゃべれなかったー。あー、何の靴履いてたっけ?あー匂い嗅いどけば、よかった。変態か、あたしー。てか舞い上がりすぎだろう、あたし。と泣けた。たけに着いていきたくてなんで一緒にいらんないんだろーって思ってあー、たけは結婚してるんだったー。うちらは一応親友なんだよね。って思って、会いたいけど会ったら余計悲しくなった。七夕前に願い叶っちゃったよ。ああ、会いたいじゃなくて一緒に暮らしたいって願えば良かったなあって我が儘になって本当に泣けた。指先が震えて1日仕事にならなかった。あー、でもたけはもう気がついたなーあたしが大好きなこと。でもそんなにたけはあたしを好きではないんだなー。どうしたらいいんだろう?これから。途方に暮れた。夢が現実になって、それがあたしを苦しめる。うー、優しい終わりの迎え方はまだまだ遠い。てか、あたしはまだ浮かれられるのね、と思って、また泣けた。写メを、しみじみ眺めて、あーここにタトゥー入ってるのね、とか一人思って、握手くらいすれば良かったなあって。人に触れたいって思うの久しぶりだなあって思って、はい、ただひたすら今、途方に暮れています。会わなきゃよかった?たけの気まぐれに勝手に振り回される滑稽なあたし。どうしよう。救いがないな。林檎さんの歌で、シドと白昼夢ってのあったな、あなたには殺されてもいいわ、か。うん。それが最高の終わり方なんかなー。頭がまとまらないや。涙も止まらないや。