みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 誰よりも遠い人

2016-07-20 22:08:47 | 日記
珍しくおたけさんからメールが来た。仕事辞めたいと。あたしは悩んで言葉を考えた。少しでも役に立ちたくて。でもおたけさんは言った。この年で再就職口なんて無いよね、って。背筋が凍りついた。あたしあなたと同い年だけど?あたしはもう就職出来ないの?言葉を探すあたしを置き去りにして彼は何かを納得したようだった。そりゃあ、おたけさん車買ったばかりじゃん?結婚してるじゃん。仕事辞めないよね、じゃあなんであたしに相談するん?答えも聞かないのに。自分にガッカリする。不安が募る。ああ、やはりあたしの好きな人はあたしを好きではない、おたけさんは誰よりも近いようで誰よりも遠い人だ。幻滅は全てあたしに刃を向ける。母親の腫れ物に触るような視線がまた、あたしの息を止める。おたけさん、根本的に立場が変わってしまったのね、あたしは生きる意味が分からない。こんな不安だけ抱えて、心の居場所もなくてあたしはどうやって生きて行けばいいのだろう?しつこいが、もう何もいらないから仕事がほしい。体調不良は甘えなのだ。とりあえず職安に行かなくては。人間、死ぬ気ならなんでも出来るって言うけど本当かな?不安は睡眠も奪い、夏の暑さがまた容赦なくあたしの体力を奪う。神様、神様助けて下さい。これが最後の願いで構わない、あたしに仕事を下さい。誰かと過ごす未来など望みません。おたけさんも忘れます。優しい人は全て忘れます。電気屋のバイト、毎日吐き気がする。一応働いてるのにお金が足りない。バイトだからな、なのにお客にこれ、いくらになんの?と毎日値切られる。値段書いてあるじゃん。いくらになんの?っておかしくない?社員と同じ仕事をしてもなんと給料は半分以下だ。話し相手もいない。電気屋さんは、前にも書いたが、個人ノルマがあるから、ぎすぎすしている。遊ぶお金もない。ただ毎日が来るのが怖くて仕方ない。せめて1人で暮らせる働きをしなくては。まだ頑張れる?頑張らなくきゃ生きていけないよ、生きていたくもないのだけれど死ぬことも許されない。居候だからね。本当に今、人生で一番惨めだ。這い上がれるかな?まだやり直せるかな。眠いのに眠るのが怖い。自分の心臓がばくばく、うるさくてがたがた、身体が震える。やり直したい。這い上がりたい。もう毎晩泣きたくない。お願い、誰よりも遠い人は、心の箱にそっと仕舞うから。ああ、もうダメなのかな?消えたい