朝から雲が多く、その割には気温は高く暖かく感じられました。
昼過ぎ斎場に向かう頃から雨が強く降り始めました。お別れの涙雨です。
長年のお付き合いでした。色々なシーンが浮かんでは消えます・・・
穏やかな優しい笑顔だけが残っています。そんな彼の笑顔が飾られていました。
告別式は淡々と粛々と執り行われ、最後の弔辞では泣き出される方も多く・・・
肉体は灰になり、お骨だけが箱に納められ、魂は立ち上る煙と共に大空へ。
「私のお墓の前で泣かないでください。私はそこにいません。」
千の風になって自由に吹きわたっているのでしょうか?
人の命も自然界の一部なのだと感じます。消えて残してまた芽生える。
彼の子供達、そしてその子供達、命は繋がっているのです。
いづれは誰もがそのときを迎えます。命ある限り生きるのが自然の営みです。
哀しく切ない想いを抱えながらの帰り道、コンビニでシュークリームを買いました。
何となく食べたくなったのです。生きているってこういうことなんだ・・・
「辛くても哀しくてもお腹は空くんだね。」大事な人を亡くした人の言葉でした。
それは当たり前の本能です。生きるために必要なことを体は要求してきます。
コーヒーを入れて一人で静かに食べました。甘くてふわふわで美味しかったです。
私は生きているから、食べたいと思い、美味しいと感じることが出来るのです。
「死んでしまえばおしまいだ・・・」疲れた様子の連れ合いがポツリと言いました。
彼の分まで頑張って元気に長生きしましょう!年金もしっかり受け取りましょう!
それにしても・・・国会は相変わらずの迷走ぶり・・・この国はどうなるのでしょうか?
若い人たちの夢と希望は?