ちょっぴり豪華な夕飯の日

最近、週に１回、他人様の夕食の支度をしているカンちゃんのお母さん。

この頃、節約と手抜きで質素になっていた夕食が、この日は少しだけ豪華になります。
おまけに、普段は野菜が多いカンちゃん家の夕食ですが、この日だけは肉が増えるのです。
いつもよりチョットだけ豪華で、手抜きなしの料理は、カンちゃん一家の週に１度のお楽しみ。

そんな夕飯作りも、美味しいものを作ろうと気合を入れ過ぎた為、そろそろ疲れてきたようです。
だから、今回はカンちゃんのお姉さんも半強制的にお手伝いさせられました。

鶏のトマト煮込み、新玉ねぎの梅サラダ、おからの煮物。

おからの煮物とレタスを千切ったのが、お母さんです。

ほぼ、おからだけしか調理していないカンちゃんのお母さんは、一品入魂！
いつもは竹輪や油揚げのところを奮発して、アサリが入った豪華なおからの煮物になりました。
お母さんが作る煮物は、間違いなく美味しいです。

料理上手なお母さんですが、サラダ作りは大の苦手！
それなのに、毎回サラダを献立に加えるのです。
仕方が無いので、毎回毎回助け舟を出すカンちゃんのお姉さん。

今回のサラダはお姉さんの担当ですが、お母さんがレタスを千切ってくれました。

レタスを千切るだけ、それだけなのに・・・・・。

なんでレタスが、ワカメのように長いの！！！

お母さんが千切ったレタスのほとんどが、珍しいロングカット。

「やり直し」が出たのは、言うまでもありません。

花見弁当

今年の東京の桜は、駆け足で走り去ったような気がします。

やっと迎えた満開のお花見日和が過ぎると、あっという間に散り始めてしまいました。

写真に収める暇もなく、慌てて撮った１枚。

毎年、花好きのおばあちゃんを楽しませるためにアチコチ桜見物に行くカンちゃん一家ですが、今年はお花見ツアーに行けませんでした。

どこへでも元気に歩き回っていたスーパーマンのようなカンちゃんのおばあちゃんですが、２ヶ月ぶりに会うと、すっかり弱っていてお花見に連れまわす状態ではなかったから。

だけど、気分だけでも楽しませてあげたかったので、お弁当を作ってペルちゃん家のお庭で昼食にしました。

おばあちゃん好みのお弁当。

（新じゃがの煮ころがし、鶏団子、菜花の辛子酢味噌和え、玉子焼き、じゃこと菜飯のおにぎり）

じゃが芋は、おばあちゃんの大好物。
誰よりも沢山食べていました。

桜のお花見ではなかったけれど、ペルちゃん家のお庭も春がいっぱい。
それに、みんなと一緒にお外で食べるお弁当は、格別です。


急に弱ったおばあちゃんを同居している伯父は「ボケてきた」と言うけれど、おばあちゃんの症状は脳梗塞のようなので病院へ連れて行くと、やはり認知症ではなく、詳しい検査をすることになりました。

来年も、一緒に桜が見られるかなぁ？

もう何年も一緒に桜を見てきて十分なはずなのに、それでも淋しいなんて贅沢なのかもしれないけれど…。

４月のお誕生日会

カンちゃん家では、２ヶ月ごとに誕生会があります。

４月は、ペルちゃんのお父さんの誕生日。

という訳でカンちゃんのお姉さんが腕を揮い、パーティーの準備をしました。
お母さんも手伝ってくれるって言っていたのに、いつもどこかへ消えてしまいます・・・。

１２時過ぎに、やっと完成！

春のクリームパスタ、タコのトマト煮込み ほうれん草のバターソテー添え、鶏とキノコのガーリック炒め、甘夏サラダ、焼きたてパン。

いつもの定番甘夏サラダも、人参のバラでチョッピリお洒落に飾りました。

全粒粉入りのパンは本当の焼き立てで、ほんわか温かく、ふわふわです。
パン好きのカンちゃんのお母さんは、あっという間に５枚食べていました。

肉嫌いのお母さんも進んで食べるほど美味しかった、鶏とキノコのガーリック炒め。

「明日も作って♪」とお母さんは言いますが、自分が料理したくないだけなのだと思います・・・。
だから、「鶏のトマト煮込みでも良い？」と聞くと、「いいよ！いいよ！」と二つ返事。

タコのトマト煮込みは、唐辛子を入れて辛くしたほうが好みだけど、おばあちゃん用にスパイスは控えめに、柔らかくなるまで１時間煮込みました。
どぎついトマトの赤に負けない、ほうれん草の濃い緑で一皿にまとめて。

ガーリック系とトマト系は他の料理であるので、今回のパスタはクリーム系。

旬の菜花と椎茸をたっぷり入れました。

バイキング並みの量にビックリしますが、みんなで食べると無くなってしまうものです。
おばあちゃんは、カンちゃんのお姉さんが作るパスタが好物なので、驚くほどたっぷり食べていました。

食後のケーキは、リリエンベルグのフルーツケーキ。
写真に収めようと準備していたのに、目の前の美味しそうなケーキを見ると、すっかり忘れてしまいました・・・・・残念。

次回は、６月。
おばあちゃんの誕生日。

いくつになっても、お誕生日のお祝いは嬉しいもの。
９５歳になるカンちゃんのおばあちゃんも、２ヵ月後を楽しみにしているようです。

花いっぱい

カンちゃん家の庭は、一気に花だらけ。

春の本番は、これからだと言うのに、足の踏み場もないくらいです。

これからジャングル化していきますが、早春の庭は花畑のようで綺麗でしょ？

今年はどれも花つきが良く、「ミツバツツジも例年より元気だ」とカンちゃんのお父さんまで嬉しそう。

鮮やかな花色が人目を引くのか、道行く人も足を止めています。

犬の散歩も、今の時期は花めぐり。
途中、知人に会うと花談議が始まり、モモ姉さんと私は待ちぼうけです。

去年、お母さんが農産物直売所で買ってきたツツジ(?)。

花も付いていなかったのに、以前から欲しかった「さざなみ」に似ていると衝動買いしたそうです。

木を覆うほどビッシリと薄紫の花が咲いて、思いのほか綺麗。
だけど、花芽が秋から付いていたし、ツツジにしては咲くのが早いから本当にツツジなのかは疑問です。

毎年、間違えて秋に開いてしまうので、いつも春は花が少ない日本シャクナゲの花も、今年は花がいっぱい。

今までで一番たくさんの花をつけて、見事です。

カンちゃんのお母さんが大好きなクレマチスが咲くのは、もう少し先。
そして、クレマチスが落ち着いた頃、バラが咲き始めます。

暫くの間は、目が放せないカンちゃん家の庭です。

内緒のはずのお買い物

「ピンクパール」って聞いたら、「真珠？」って思う人のほうが多いでしょうが、カンちゃんのお母さんは宝石類に興味がありません。

オシャレとは無縁のお母さんの楽しみは、花を育てること。
特に、クレマチスが大好きです。

２年前に一輪だけ咲いて枯れてしまったクレマチス「ピンクパール」。

優しいピンク色が素敵でした。

クレマチス大好きのカンちゃんのお母さんは、種類だけは沢山揃えています。
「ピンクパール」が無くなっても、似たような花の「ルイズ・ロウ」があるからなのか珍しく気にしていませんでした。

それが先日行った園芸店で、５本も芽を出した開花株が苗並みの値段で売っているのを見つけ即購入。

普段はお父さんに見つからないよう、すぐに植えてしまうお母さんですが、時間が無かったので取りあえず鉢植え置き場に置きました。


最近、庭の花が一気に咲き出して、庭には全く興味の無いお父さんまで庭の花を観察しています。

「あれ!?これ、また買ったのか！」

見れば、そこには買ったばかりのピンクパール・・・。


心の中でドキリ！のお母さんは、すっ呆けてみますが、今回ばかりはラベルが付いたままなので嘘を突き通せませんでした。