「ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~」三上延
ビブリア古書堂の最初から10年だそうで、
そんなになるのか・・という驚き。
主人公が娘の扉子に変わってからは三作目。
絶対シンメンバー入りと思われる恭一郎が登場。
デパートでの古書販売の催しの期間中の出来事で、
イメージしやすくて面白かった。
読むまではちょっと惰性で読むかぁって感じだったけれど、
読み始めるとやっぱりこのシリーズ好きだなぁと思う。
不思議な魅力のあるシリーズだ。
篠川智恵子が高台から下々の者たちを眺めている
全身黒ずくめのラスボス感はやっぱり健在。
栞子の言うように
彼女も「寂しい」のだろうか。
そんな感覚なさそうに見えるけどなぁ。
ちょいちょい厄介なことを
仕掛けてくるのはそのせいなのかしら。