見出し画像

moon

通勤読書 149

「ココロ・ファインダー」相沢沙呼

高校生、写真部のミラ、秋穂、カオリ、しず
それぞれの四編からなる作品。

自分らしいってどんなことなのか、
自分を知りたくて
自分を確かめたくて
十代は声高に生きる。
かと思えば沈み込む。
実に難しい年頃だ。

あの楽しくて面白くて、だけど憂鬱で腹立たしい
あの頃を思い出す。

十代の女の子が、かつて十代だった女性が、
読むと共感と反感の混ざり合った,
どうしようもない塊が現れて涙を誘う。
私は、あの頃と今の塊を鷲掴みにされた。

相沢氏が男性だということに納得がいかないなぁ。
どんなファンダーから覗けば、こんな風に見えるんだろうか。
わかりすぎだ。悔しいくらいに上手い。


ブログランキング・にほんブログ村へ


blogram投票ボタン






ココロ・ファインダ
相沢沙呼
光文社

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

uーmi
リアルでビックリ
相沢氏の作品のなかでは一番好きです。

ほんと、覆面作家なら騙されますね。
根無し草
これは
結構リアルな話だったのではないかと。
女子高生の生態をほんとによくリサーチしてますね。

覆面作家だったら騙されてるな、これは・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2012年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事