本日は短歌教室の日でした。
連作5首提出。
どれも言葉が多すぎるという注意を受け
結構へこんでます。
余白のある歌をめざすべく、切る覚悟みたいのなのがいるなぁ。
と実感。
自分で決めたお題は
「阪神大震災 1月~4月」
大きすぎるお題にちょっと後悔したけれど、
丁度ニュースでもあったし。
でも、私は結局
あの震災で失ったものはないのだ。
とにかく、生きていた。
それだけで充分、もっと大変な人はたくさんいた。
そう思うと、言えない、言えない、とても私が
語ることなどできない、とも思っていた。
でも、震災の時、私は神戸にいたし、
妊娠もしていた。
枕元に靴を置いて、服着たまま寝たし
隆起した道路も、潰れた家も。焼けた町も見た。
水道から水が出たとき、ガスが通ったときの喜び、
そんなこと思うと、これは詠んでもいいのかもと思った。
そして、5首詠んだけれど、多分、7首から8首になる歌だったと思う。
残念、私、
頑張ります。
「産院でしばらく安静言われた夜地鳴りの音と揺れにうずくまる我」
「夢であれ瓦礫の山と割れた道生きていますと腹蹴る胎児」
「車窓には変わらぬ海が広がりて東に見える焼け跡の町」
「銭湯で知らないおばちゃん我を見てこけたらあかんで、早よここ座り」
「「待たせたね」桜の終わりにガス開栓作業着の胸に千葉ガス光る」