おじいちゃんから玉阪人形店を
継ぐことになった澪さんが主人公。
私は、あんまり人形には思い入れがなく
縁がなく生きてきたと思っていた。
そもそも、ぬいぐるみは
ホコリが気になってあまり好きでない。
自分で好んで買ったりはしないけれど
貰ったりはする
でも、確かに幼いころはリカちゃん人形で遊んだし、
抱きあげれば目を開ける抱き人形も持っていた。
ひな人形はせっせと毎年毎年飾り続けた。
案外、縁のあるものなのかも・・・
特に女子は。
でも、職人さんは男の人が多そうだな。
人形ってだけど、奥深そうだし。
玉坂人形店も二人いる従業員はどちらも男子だし。
人形を巡る、さまざまな由来、
こだわり、意味が面白かった。
最後は売り払ったはずのお店が
従業員によって買われて、なんか元通り。。。。
というのはちょっといただけないかな。
売らなくていいのに、と思った。
ま、後先考えず、おじいちゃんにも言わず
即決するようなことではないな。
そういうとこ、私もあるからわかるけどさ。
最後はちょっと結末を急いだ感あり。
人形のよいお勉強になりました。
深いわぁ、やっぱり。
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