「騙し絵の牙」塩田武士
表紙が大泉洋さんなのは、作家があてがきをしたかららしい。
人たらしの物まね上手はピッタリな役どころって感じだったけれど
ちょっとカッコ良すぎかもね。
ストーリーは冷えてる冷えてるという出版業界。
廃刊を迫られる雑誌の編集者。
作家とスポンサーと会社の派閥と女の間を立ち回る。
人たらしのくせに自分の家庭は壊すだなんて!!
と、もう少し優しい人ならよかったのになぁと個人的希望。
でも、優しいとこうはならないねぇ。
廃刊になって泣きながらお酒飲んでるだけになるだろう。
図書館で本を借りることを嫌がる描写がでてくるんだけど
それは違うなあと図書館派の私は思う。
欲しかったら買うし。
図書館の予算が増えれば、本のお買い上げも増えるわけで、
図書館が電子書籍に比重を置きだすと
ますます、やばいよ紙の本、って感じかなぁ。
図書館は利用者に使いやすくてどんどん便利になっていく。
そりゃ利用するでしょ。
買いたくなるような本を作ってねぇ。
映画にもなるそうで
大泉洋「主役の話がちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」
というコメントをみかけました。
楽しみだ。
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