「雨の降る日は学校に行かない」相沢 沙呼 2022-58
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保健室登校をしているナツとサエ。二人の平和な楽園は、サエが“自分のクラスに戻る”と言い出したことで
不意に終焉を迎える―(「ねぇ、卵の殻が付いている」)。
学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。
現役の中高生たちへ、必ずしも輝かしい青春を送って来なかった大人たちへ。
あなたは一人きりじゃない、そう心に寄り添う連作短編集。
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文庫で再読。読友仲間の6月の勝手に課題図書。
辛いなぁ、しんどいなぁ。
中学時代はどんよりとした空のイメージなんだなぁ。
価値観もバラバラで、声が大きい人が優勢みたいなところがあって、
先生も声の大きな先生がいばりんぼだったりして、
けっこうなカオスだよなぁ。
そんな今を過ごす子たちに「今だけだよ、大変なのは」
なんて安易に言えないな。
「放課後のピント合わせ」がやっぱり好き。
「ココロ・ファインダー」をまた読みたくなった。