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moon

続「ボヘミアン・ラプソディー」

あの頃、デザイナーも何人かエイズでなくなったので良く覚えている。

エイズで人は本当に死ぬのだ、エイズは本当の病気なのだと
知ったのはこの頃だった。ファンタジーのように感じていたので。
トキオ・クマガイもぺリー・エリスもペーター佐藤も。。。
キース・ヘリングも
皆逝ってしまった。

私にとってクイーンは
比較的身近である。
これほど音楽に疎いというのに。

まず、実家の兄の部屋にはポスターが貼ってあった。
そして、兄に録音してもらった。
マクセルのカセットテープに。
あの頃のLPレコードからの録音はステレオからカセットテープへ。
録音は実時間がかかった。
何よりも、外部の音も録音してしまうので
常に忍者のような動きを強いられた。
お母さんの「ごはん出来たよ」という言葉も録音されてしまう。
そう、皆静かに、静かに、歌詞カードなどを眺めながら
しんとしていたものだ。
懐かしいなぁ。

昨品の中では、ただただ自転車に乗りたいと歌った楽曲が
流れなかったのが残念である。
"Bicycle Race"という楽曲ですね。
あれが私が一番最初に覚えたクィーンの歌だというのに。

夫は大阪の商店街で
ピッチピチのスパッツを履いた
ベリーショートのパンチパーマのおばちゃんを見ると
「こんなとこにフレディ・マーキュリーおるやん!」というのです。
いつも。最初の何度かは私もウケて笑ってました。
大体、そういうおばちゃんはおばちゃんであるけれど
年齢不詳で細い、御御足(おみあし)が美しい。
細いパンチパーマのおばちゃんですね。

クイーンというのはそういう存在でした。なんだそれ!
なので、「泣く」までいきませんでした。
彼がエイズになったのは自業自得という感じもしましたし。
ただ、本当に愛される人だったのだと思うのです。

劇中で流れる曲はすべて知っている曲でした。
「当たり前」と言われそうですが、すごいなぁと思います。
私でさえ、知っているのだから。


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