「カラフル」森絵都
子どもに面白いよと言われて、
友人の子どもさんに差し上げたりしたくせに未読であった。
確かに名作だなぁ。
中学生が読んだいい本としてやっぱり代表作だろう。もちろん大人も。
講演会聞いたときに、
森さんが
「今の子ども達は本を読まないと言われてますが、音楽は聴く。大好きな歌の歌詞を覚えたりする。
だから、短くて心に刺さるような一文を意識して書きました」というようなことを仰っていて、
さすがだなぁと思った次第。
心に残る言葉がたくさんあって、物語は理解しやすい。
自分で自分を殺してはいけない。
その講演会でも、印象に残った言葉に、
中高生の参加者の中高生がカラフルの『この世界があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。』という一文を挙げていた。
さすがだなぁ。
息子と話していると、当時、中学生だった彼は「売春」という言葉を初めて知った小説だったよ。と言っていた。
そうだったのか。