「セイレーンの懺悔」中山七里
一番共感できそうな主人公に
まったく感情移入できぬまま読了。
女子高生しかり、
主人公しかり、
悲しい過去は彼女たちを成長させはしなかった。
という感じ。
終始上から目線の主人公が
なぜマスコミで働くことを志したのか
ピンとこなかった。
最後の語りは
公共の電波にのせることではないと思う。
プロらしさがなかった。
伝える側は熱を持ちすぎると
受け手は
どんどん冷却していくということが
なぜわからないのだろう。
と、
事件のやりきれなさが
どうでもよくなってしまうくらい、
消化不良でした。
ちょっと残念。
セイレーンの懺悔 | |
中山七里 | |
小学館 |